2011年03月11日

1パラメータメソッド(改善したいものごとに効果の高いブレークスルーパターンを知るツール)

智慧カードやIdeaPodのユーザの方に、活用してもらえるように、TRIZ系のノウハウから1つ資料を作りました。

1パラメータメソッド_ver2011.jpg


PDFのダウンロード
1パラメータメソッド_ver2011.pdf

使うシーン:

「ここのアームの旋回速度をよくする技術的な工夫を考えたい」とか「あの作業の生産性をもっと上げたい」という状況で、特に有効な示唆となる智慧カードを知りたい、という時に使います。

使い方:

  1. 自分が今、改善したい、と考えているものに相当するものを、シートの「39の項目」から選びます。
  2. その隣にある数字の番号の上位10個の智慧カードを探し出して並べます。
  3. 順にそのカードで発想します。

更にたくさんアイデアを出したい時には、上位20、上位30とカードの範囲を広げていきます。

コツ:

自分が改善したいものがうまく見つからない場合は、相当する概念を探します。たとえば、「製造コストを改善したい」という場合は、明確に対応する項目がありません。(すこし、専門的な表現でいうと、TRIZの技術パラメータにはコスト項目ありません)。この場合は、製造コストを改善する場合に、貴重な資源をなるべく消費しない、という方向であればそれに見合った資源の節約に相当する項目があります。あるいは、作業員の人件費が高いということであれば、製造の容易性を改善したい、ということや、製造ラインでの道具の操作の容易性を上げる、ということになりますが、それらは相当する項目があります。この39の項目というのは、自分の願う改善の内容を分解すると、必ずどれかに対応できるようになっています。(まれに対応物が全くないケースもありますが)

本式のTRIZでは、マトリックスという手法を使います。「改善したい要素」と「悪化してしまうもの」のせめぎあいを明確にし、行列から対応する発明原理を4つ拾う、という方法です。この1パラメータメソッドを活用していくと、自分の望む改善策に合わせて更に番号を絞り込みたい、ということが出てきます。その時には、ぜひTRIZの「矛盾マトリックス」を活用してみてください。

posted by 石井力重 at 04:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2010年12月30日

智慧カードで学ぶ発明原理40(電子書籍サンプル版)

TRIZのカード(智慧カード)の黄色い本のサンプル版を電子書籍の形式で、公開しています。

(iPad、iPhoneでも閲覧できそるそうです)

来年、条件が整えば、電子書籍でリリースすることも検討しています。


(追記:パートナー企業のマグネットデザインさんの中では、制作、プロモーション、本の作成、そして最近は電子書籍の技術など、必要なコマがそろっていますので、この黄色の本だけじゃなく、彼らの事業展開上、面白い電子書籍サービスが展開されるかもしれません。このサンプル版も、気が付いたら作ってくださっていたような感じのスピードです。)

posted by 石井力重 at 12:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2010年12月15日

黄色の本


この秋、TRIZの発想カード「智慧カード」がバージョン2になりました。

デザインの洗練のほかに、「黄色の本」がつきました。

これは、ブレークスルーの40パターンを意訳した智慧カード40枚にたいして、1つを1つを見開き2ページにまとめたものです。(ですので、合計で80ページちょっとあります)。

そこには、その智慧カードのフレーズが意味する技術的な具体事例が掲載されていて、発想するときの類推的な手がかりになります。

また、チャレンジングな取り組みとして、ビジネス領域でのTRIZの発想パターン活用が、ふえてきました。このカードを組織問題の解決やビジネス構想時のプロフィットモデルの発想材料として使うための記述も盛り込みました。

〜追記〜

iPadなどで、IdeaPod(智慧カードのiPhoneアプリ)をお使いの方にも、ご利用いただけるように、電子書籍の展開も構想しています。
posted by 石井力重 at 14:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2010年12月12日

「セルフX」で製品の未来の姿を発想

TRIZには、セルフXという概念があります。対象や系が自ら望むような機能を発揮して、問題を解決する、というものです。特許群にそういう構造をもったブレークスルーを見出していくと、更に面白いことがわかります。ダレルマンの教科書的TRIZの本『TRIZ実践と効用(1) 体系的技術革新』のP379に41個の「X」が示されています。同書、図18.6から図中の項目を引用します。

 1.配置する
 2.内蔵する
 3.調節する
 4.試験する
 5.電力を得る

 6.ロックする
 7.清浄する
 8.位置決めする
 9.規動する(※1)
10.支える

11.較正する(※2)
12.付加する
13.開閉する
14.補正する
15.密閉する

16.除去する
17.粘着する
18.開始/停止する
19.偏移する(※3)
20.調心する(※4)

21.加圧/除圧する
22.修復する
23.学習する
24.水平にする
25.時間を測る

26.加熱/冷却する
27.穴あけ/ネジ切りする
28.膨らませる
29.混合する
30.破壊する

31.伸張する
32.制限する
33.潤滑する
34.ラベルをつける
35.注入する

36.発振させる(※5)
37.撹拌する
38.立て直す
39.充填する
40.消火する

41.研磨する
42.その他

補足:文頭の数字と※の数字は、石井にて付与。

※1:Regulate:規則正しくなるように調整する。
※2:Calibrate
※3:Bias
※4:Centre(Center)
※5:Oscillate



これらの具体的な例として、P378、379に次の言葉が出ています。抜粋引用します。

物理的な移動に関連

・セルフ―アライメント
・セルフ―アジャスティング
・セルフ―ポジショニング
・セルフ―センタリング
・セルフ―ベレリング
・セフル―オープン/クロージング

非物理的な変化

・セルフ―テスト
・セルフ―タイム
・セルフ―レギュレート
・セルフ―リミット
・セルフ―キャリブレート

新興の科学知識を利用

・形状記憶合金、形状記憶ポリマー(自動 膨張/収縮)
・蓮の葉効果(自動洗浄)
・相変化に伴うエネルギー蓄積を利用(ひとりでに温める)
・遺伝的アリゴリズム、エキスパートシステム(ひとりでに学習)

最近の技術革新

・セルフ―バランス(均衡化)
・セルフ―シール(密閉)
・セルフ―リペア

そして終わりには、「その他」のカテゴリについての言及があります。引用します。

「その他」
のカテゴリーには、一つ二つの参照例しか持たない「セルフ-X」機能が多岐に渡って含まれている。その中には、
42a 鋳込む、
42b 含浸する、
42c 磨く、
42d 照らす、
42e 臭いを消す(!)
などの機能があり、やはり他の問題解決者たちがまだ広くは探求していないような能力(あるいは潜在能力)を表している。

補足:リスト化及び文頭の番号とアルファベットは石井にて付与。


また、P380の一文も興味深いものがあります。

特許データベースに見出される先人たちの「セルフ-X」解決策は、われわれ自身が到達したいと願っている機能を「ひとりでに」提供することを、もうすでに誰かが成功しているかもしれないという事実を十分に証言するものである

以上、セルフXに関する部分を引用しました。

TRIZ「究極の理想解」という発想のアプローチでなかなか理想性の極限の状態は想像しにくいものですが、こういう具体的な実現されたセルフXを適用することで、発想のギャップを超える助け(ある種の、発想のトリガー)になるでしょう。

理想解、というアプローチのステップがやや長いので、発想法としては、すこし敷居が高いと感じる場合、まずは、既存の対象物にこれらの41+5個の理想解がありえないかを、さっと見てみると、技術的な実現可能性の高い理想解が想起できるかもしれません。

例:

例えば、新しい文具を発想したい、という時に、対象として「スティックのり」を題材に取り上げたなら、上記の46個をカードにして、一つ一つ、「これは、のりの理想状態に関係あるな」「ないな」「どちらともいえない」と分けていくことで、発想の手掛かりにできます。

今、実際に頭の中でやってみたのですが、間をちょっと省いて、思いついたことを書くとこんなことが発想できました。

「封筒のふちに糊付けをする時、先に専用ペンで塗りたいエリアをマーク(塗りつぶし)します。その上でスティックのりでなでると、マークしたところにだけのりが付着します。すると机を汚してしまったり、よけいにのりを使うことがない、という良い効果を持たせられます。この機能はちょっと簡単ではないのかもしれませんが、工業ラインの中で実装するならば、もしかしたら、既存の糊塗布工程を簡略化できるかもしれません。(具体的にはもっとつめて考える必要がありますが。)

このセルフXであらかた発想したうえで「TRIZ理想解」の発想プロセスに入ると、より理解が容易になると思います。(学習は、先に具体、先に効果があって、後に抽象、後に理屈、を話すほうが吸収率がいいという傾向があります。先効後理(センコウゴリ)という学習特性、と私は読んでいます。)


「製品の未来の姿を発想」ということは、これからの社会ではより多くの人がかかわることになる思考技術です。というのも未来が単純な過去の延長線上にない時代にはいりましたので。その時に、セルフXもまた、そうした人々を助ける思考ツールの一つになるでしょう。
posted by 石井力重 at 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2010年11月01日

智慧カード2、誕生

智慧カードの新版の制作を行っていました。今回は、ユーザの皆様の声を反映した大幅な改良を加えています。「智慧カード2」と名称も変更しました。従来通り、TRIZの発想カードとして使えますが、より広い用途で発想ツールとして使えるようになりました。


1.デザインは、iPhoneアプリ「IdeaPod」と親和性高く

chiecard2-card-uekara.jpg


2.表記を、日本語/英語の併記に

chiecard2-card-hand.jpg

これまで、企画・開発チームの中に外国の方が入るようなグローバル企業のユーザさんは、日本語版ではなく英語版の智慧カード(Idea Pop-up Cards)をお求めいただいていました。今後は、ベンチャー・中小企業殿の中からも英語での展開をされるところが多いことをかんがみて、日本語と英語の併記を標準仕様にしました。多国籍のメンバーでブレインストーミングをするような場でそのまま使えます。


3.技術系だけでなく、ビジネス系のアイデア発想にも

chiecard2-card-book.jpg

「智慧カードで学ぶ発明原理40」という名称の本が標準で同梱されています。

「智慧カードの解釈」を助ける説明や、「技術的な問題への解決策発想の手がかりとなる具体事例」がついています。”このフレーズはどういう意味だろう?”というときに参照すると具体的な製品例が理解を助けます。

また、智慧カードのユーザには「非技術分野」のビジネス領域で用いる方も多く、「組織の課題への解決策」や「プロフィットモデルの構想」時に用いられています。この本では、「ビジネス分野(非技術分野)」のアイデアだしにときに、発想の手がかりとなるものを、あわせて掲載しました。新規サービスのアイデアをブレストする時に便利です。

ビジネス系、技術系の両方のユーザにとって、智慧カードをよりよく活用してもらえるものとなるでしょう。TRIZの発明原理をさっと短時間で読みたい、というニーズにも応えてくれるでしょう。





智慧カードの売り上げは、これまでも「地域企業の技術課題の大規模調査事業(※)」などに活用させていただきました。今回の「黄色い本」も、新しいコンテンツを社会に提供していくことで社会に創造的な手法が活用されることに貢献できれば、という願いをこめて作り作りました。ぜひご活用していただけましたらば幸いです。

「地域企業の技術課題の大規模調査事業(※)」:
中小企業の技術トレンドと技術課題〜宮城県内の製造業系の中小企業が直面する技術トレンドと技術課題をTRIZ の観点でたずねたアンケート調査結果〜 
Mi-TRIZ_report_001.pdf

(従来の智慧カードをお持ちの方で、黄色い本をご希望の方は、宮城TRIZ研究会(石井)までご相談ください)


宮城TRIZ研究会 会長 石井力重







Infomation

11月1日より、智慧カード2の出荷が開始しました。
従来通り、アマゾンと、オンラインショップから入手できます。








プレスリリース

chiecard2_press_img.jpg

(クリックでPDFファイルが出ます)







黄色い本

概要を紹介します。(クリックで大きく)

ishiirikie_blog_DSC03626.jpg ishiirikie_blog_DSC03627.jpg ishiirikie_blog_DSC03639.jpg ishiirikie_blog_DSC03640.jpg

及び、事例ページ (http://triz.sblo.jp/archives/20070810-1.html) の一部に紙面を掲載しました。




追記:

黄色い本のサンプル版を電子書籍の形式で、公開しています。

(iPad、iPhoneでも閲覧できそるそうです)


posted by 石井力重 at 20:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2010年10月31日

TRIZホームページに紹介されました

中川先生のTRIZホームページ、および、中川先生のメールマガジンに私たちのことを紹介していただきました。

WEBサイト http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/jpapers/2010Papers/IshiiRikie-TRIZSymp2009/IshiiRikie-TRIZSymp2009-100922.htm

メールマガジン(2010年10月1日付)より引用:


[2]  TRIZシンポ2009 発表:

   「TRIZ普及リーダをサポートする会議ツールの開発
     〜 9windows(新製品アイデア会議用)ボード 〜」

   石井力重 (アイデアプラント)、

   第5回日本TRIZシンポジウム ポスター発表、
   2009年9月10-12日、国立女性教育会館、埼玉県比企郡嵐山町、

   紹介: 中川 徹 (大阪学院大学) (英文: 2009年11月22日)。

   著者は仙台市で「宮城TRIZ研究会」という有志のグループを作り、
   地域企業向けに活動しています。
   公募での研修を行い、毎回簡単なTRIZ技法を説明して演習した。

   そのようにしてTRIZを習得した人たちが、自分の会社などで
   新製品開発のミーティングなどにTRIZ技法を試みようとすると
   やはり難しい。

   そのような場でよりやさしく使えるように、技法をサポートする
   ツールを作った。

   最も要望が大きかったのが、新製品開発のアイデア会議で使う
   9画面法のツールであったという。
   そのツールは簡便で楽しい、「9画面法の白地図」のようなもの
   になった。
   柔軟な発想が楽しい技法開発です。

   論文の拡張概要(1ページ)和文 、概要英文版、
   ポスタースライド和文(16枚)、ポスター紹介スライド英文(4枚) 、
   中川による簡単な紹介(「Personal Report」抜粋、英文)。

ありがとうございます。
中川先生の膨大で綿密な運営のおかげで、国内のTRIZ情報が集積・活用されています。

宮城TRIZ研究会の対外的な活動においても、地域企業の発展を支援するべく、鋭意邁進していきたいと思います。


先日の大阪での学会の折、中川先生から「石井さん、コラボページに、A4一枚ぐらいの記事を時々、書いてください」と、ありがたいお言葉をいただきました。中川先生のTRIZホームページの水準を考えると、身の細る思いですが、精一杯書いてみたいと思います。

これまで書いてきたものの中から、コンセプトに合うものを、ブラッシュアップしてみたいと思っています。(できれば、新しい表現も取り入れたいです。)
posted by 石井力重 at 21:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2010年09月09日

Idea Pop-up Cardsを海外からの参加者の方へ

"Idea Pop-up Cards"(=智慧カードの英語版)を
今日から始まる今年のTRIZシンポジウムの
海外参加者の方に贈呈いたします。

http://triz.sblo.jp/
(もしくは http://triz.sblo.jp/article/40566147.html )
をご覧ください。

Idea Pop-up Cards.JPG

今年は私も含め、宮城TRIZ研究会からは参加が出来ませんが
シンポジウムが盛会となりますことを、心よりお祈りしております。
posted by 石井力重 at 07:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2010年07月26日

アイデアの上位概念もどし

TRIZ系の手法にUSITという手法があります。中川先生の整理されたUSITオペレーターの最後に興味深いアイデア創出プロセスがあります。

とても汎用的で、かつ、普段、無意識にしている代替案を発想する作業を定式化したものともいえるかもしれません。

ここにフォーカスして一つの手法としてご紹介します。(ただし、私なりに、他の発想技法の専門家さんとディスカッションしてアレンジしています。タイトルも取り立ててネーミングして見ました。正確な表現は中川先生のUSITトレーニングコースに参加されるか、書物をひもといてください)



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アイデアの上位概念もどり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先ず、課題(Aとします)があったとします。それに対する具体的に実行できるアイデア(idea1とします)が発案されたとします。

この後、このアイデアの周辺に潜むアイデアを次のような方法で発掘していきます。

【1】アイデアを上位概念化する。
  (具体的な実行はできないレベルでいい。)
  (上位概念化には自由度が沢山あるが、
   課題Aを解決するように上位概念化する)

【2】その上位概念に当てはまるアイデアを発想する。
  (具体的に実行できるレベル)
  (具体化には自由度が沢山あるが、
   課題Aを解決するように具体化する)

【3】【1】と【2】を繰り返す。

このとき、上位概念化【1】と具体的アイデア発想【2】を2個ずつ発想すると、あっという間に広がります。


アイデア1
 →上位概念1、上位概念2
  →アイデア2,3、アイデア4,5
   →・・・

アイデア1から数えて、2度目のアイデアは4、3度目のアイデアは16
(上位概念は1度目で2、2度目で8、にもなります。)

僅か数段、繰り返すだけでも大量のアイデアが出されます。

「新製品の販売促進」のために「製品を使ったワークショップをする」という”課題”と”アイデア”があったとして、これの周辺にあるアイデアをざくざくと掘り起こしてみます。

課題A:新製品の販売促進
idea1:製品を使ったワークショップをする

上位概念1:優れた効果を体感する
上位概念2:使い方を覚える手間を省く

アイデア2:代表ユーザに体験してもらいUstでリアルタイムに流す
アイデア3:グループを作ってもらい中期間の無償貸し出し
アイデア4:ビデオマニュアルを入れたiPod touchのプレゼント
アイデア5:買うと魅力的な声の異性オペレータや執事やメイドさんコンセプトのオペレータが1時間フルレクチャー。おしゃべりにも付き合ってくれる。

こんな感じに広げます。

実際は、この後、上位概念3〜10(計8個)出して、さらにアイデア6〜21(計16個)出していきます。この辺まで来ると、当初のアイデアの周辺探索としては非常にリッチなアイデアの掘り起しができていてる状態です。

なお、途中で同じアイデアが別のところの中にも出てきますが、それでも結構です。ある程度アバウトに捕らえて、次々とアイデアを広げていくことに力を注ぎます。周辺を掘れば違うところから同じ要素がでてくることはざらにあるわけで、出てくれば出てきたで掘り出して、次のステップにさっさと進んでしまうほうが、実利的です。

なお、これを、「上位概念もどし」と表現しましたが、私なりの表現でこう書きました。明確な名称がなく「アイデアの一般化と具体化を繰り返す」というプロセス名で呼ばれているものです。

結構日常生活に中に使えます。休日の過ごし方(楽しみ方)、他にないかな?というときとか、何か使いにくいものの改善の方法を考えるときなど。続きを読む
posted by 石井力重 at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ



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