実例ゆえ、具体部分はぼかして、活動報告をつづります。
経産省が行っているイノベーターを育てる「始動」プロジェクトのメンバーと、オンラインでアイデア創出ワークを行いました。
システムは
「会話」場=Zoom
「記入」場=Miro
を使いました。
発想テーマ、その題材について、
テーマオーナーが解説し、
参加者はその間に、質問をポストイットをたくさん書きます。
Miroに貼り出していきます。
解説の途中にも回答をした方がいいものは、即時回答。
大体30分ぐらい。
この作業は、リアルだと、あまりうまくいかない(質問が出ない)のですが
オンラインだと、ポストイットは、わんさか出ます。
そして、3人ブレスト。
これはZoomのブレイクアウトルーム(長いのでBORと書きますが)にて。
その際に、BORの中で組んだ三人で、アイデアをペン書きしたり、ポストイットを使ったり、手元の資料を共有したりするために、Miro上に「自由模造紙」という巨大なエリアを作っておき、使ってもらいます。
こうすると「あ、じゃあ、右下のスペース使おうか」といって、アイデアを可視化できます。
なお、石井のオリジナルな工夫として、
ブレストの4つのルールカードや、
アイデアの型(発想の切り口集)が
模造紙の中央や周辺や配置してあります。
こういうものがあると
「赤いカードのあたりに集合」といった簡便な座標指定ができます。
この工夫は毎回好評なので、そろそろ、非売品フェーズから、
購入できるデジタルデータの販売も視野に入れて、
デザイン最適化もしてみたいと思っています。
なお、BORの中でZoomの標準機能のホワイトボードを使うこともできます。
しかし、BORが終わると同時に消えてしまい、利活用性が悪いんです。
Miroの自由模造紙方式だと、「前回のアイデアで、こんなのが出たんです」といって
いくつかのポストイットをコピーして持ってくることができて、とても便利です。
そのあとは、アイデアの素描(スケッチ)タイムです。
タイトル&詳細補足3行、という形式で1人2,3案書き出します。
この後は、投票機能で、上位案抽出をして、レビュー、という流れを用意していたのですが、投票機能でいくつかのしくじり、急遽流れを変えました。
エラーとは⇒(設定時間が短すぎて右半分が見切れずタイムアップした)(ファシリの画面では投票結果がエラーになってしまってみれなかった。他の参加者は見れていたのに。)
そこで、各人、イチオシアイデアを一つ取り上げて、順に紹介してもらう、ということをしました。
今回のメンバーの資質と人数規模では、この方式はとてもよかったです。
魅力的なアイデア、売れそうなアイデア、大きくなりそうなアイデア、社会的意義のあるアイデア。
そういったものを次々レビューして、テーマオーナーからのコメントをもらっていき、終了となりました。
(後日、このレビューの動画はカットアウトして、共有)
最近は、活動の具体紹介が少なかったので、報告してみました。
追記:
この記事をご覧になられたミロジャパンさんから、連絡をいただきました。
というテンプレートがあると教えていただきました。
私は、過去にアナログにアイデアワークショップをたくさんやってきたので、その知見でMiroボードをゼロから作っているのですが、やはり時間がかかります。
ご紹介いただいたテンプレートを使うと、特にフォームを準備していなくても、さっと使えて、ブレストが捗りそうです。