2017年07月20日

新製品を出します『 Brainstorming Cards 』(ブレインストーミング・カード)

わいわいアイデアを言い合うようなワークショップの際の導入遊びにちょうどいい、5分でブレストの原体験を作るカードセットを、今月、出します。

この道具の初期のユーザは、石井のワークショップに参加したことがある方がほとんどかと思いますので、一般向けの言葉ではなく、知り合い向けの言葉で、商品内容を紹介します。

アイデアプラントは(≒石井は)、各種のアイデア・ワークショップ(や、アイデアソンや、創造研修)を提供していますが、その冒頭で、ブレストの準備運動として「Brainstorming Cards」のワークを良く行います。4色のカードセットを各自がもち、発想のお題を選択したら、たくさんアイデアを出して5分の間にできるだけ手元のカードを減らしていく、グループ対抗のゲームです。

従来はそれを「ワークショップ専用品≒一般販売なし品」として、ファシリテータの私だけが、使っていました。

受講した方が社内で同じようにワークショップをしたいのですが、という相談を時々もらっていました。従来はこのカードセットは、製品ページにはありませんでした。そういう相談の時には、オンラインショップの店長を紹介して、依頼があった時限定の販売、というスタイルを取っていました。

(その理由は、「カードだけを販売する」状態だったためです。詳しく言えば、使い方説明書、お題リスト、パッケージ、という、「知識系ゲームの価値の主要部分である”マニュアル”」部分がなく、ただカードセットだけを提供する、というワークショップでの石井のニーズにこたえた部分だけの物体でした。ですので、スライドを使ってファシリテーションを自分でする、という人以外には、買っても使い方がわからないマテリアルだったわけです。)

今年は、アイデアプラント製品上市10周年、ということで、春先に3カ月連続製品リリースもしましたが、「Brainstorming Card」も、きちんと一般販売が可能な商品として、ラインナップに乗せたい、と思いました。

そんな風にして、ネットで(amazonとアイデアプラント・オンラインショップで)前提知識のない人が買っても成り立つように、使い方説明書やパッケージも制作し、商品化の運びとなりました。

グループ対抗のゲームですので、製品の最小単位は「8人(4人チームが2つ)」として、内容量を決めました。

平たく言えば、「8人分」が入っています。
ですので、たとえば、ワークショップの際に、24人で使いたい、という場合は、4人チームが6つできますので、この製品パッケージでいうと3つ(=24人分)になります。

(なお、20人=4人×5チームでも、3つになります。こういう場合は、対象単位を「4人分」にしてほしい、というのがユーザの心情だとおもうのですが、4人分で商品にしてしまうと、最小単位を買ったときに、それだけではゲームが成り立たない、という商品になってしまうため、苦しいですが、8人分を最小単位にしています。

ですので、何人のワークショップなら、何セット必要かを、早見表で示しますと、以下です。

◎1人〜8人=1セット (ただし、グループ対抗ゲームゆえ、最小でも、2人vs2人形式として「4人」は必要です。)
◎9人〜16人=2セット
◎17人〜24人=3セット
◎25人〜32人=4セット
◎33人〜40人=5セット
◎41人〜48人=6セット
◎49人〜56人=7セット
◎57人〜64人=8セット

となります。
(国内のワークショップを見ていると、だいたい、多くても60人ぐらいのことが多いかと。もちろんもっと大きくても大丈夫です。例えば、80名なら10セット、といった具合に、8人ごとに1セット要る、と捉えていただければ結構です。

なお、人数が4の倍数でない時はどうするか?について、記しておきます。(細かい話なので、マニュアルにはないのですが)

たとえば、メンバーが13名だった場合。
微妙に、4の倍数でないのでチームが組みにくいですが、そのあともワークショップが行わることを考えると、
■ 4人、3人、3人、3人(=4島構成)
もしくは
■ 4人、4人、5人(=3島構成)
になることが多いと思います。

前者の場合は、3人の島に対しては、『カードは4人分を配り、誰も受け取らない4セット目を「早く使い切った人が使う」というルール』にして、各チームの初期のカード総数数を16枚にそろえます。

(さもないと、人数の多い島が、カード保有枚数が多くなり、ゲーム上圧倒的に有利になってしまいます。)

後者の場合は、4人島の所に、1セット余分においておいて、自分のを早く使い切った人がそれを使う、ということにして、総数をそろえるようにします。


このカードをやることの効果は、参加された方には体感的にわかると思いますが、言葉でいうならば「とっぴな意見も出し合ったり、人のアイデアの良いところを見つけたり、便乗したり、駄案でもいいからたくさん出したり、という”創造的な話し合いのムードをチームが原体験できる”」所にあります。

もちろん、万人が必ずそうなる、というほどの完璧な効果があるとは言えません。

このツールへのアンケート結果を見ていると、”アイデアをわいわいと言いやすくなる”という感想が多いですが、”発想の制限があって自由に言いにくい”、という感想や、”すぐ終わってしまった”という感想もあります。

創造的な人には、物足りない。
平均的な人には、適度な感じ。

そういう感触の道具だと、開発者兼ファシリテータとしては思います。

この道具は、もともと私が欲しい道具を作っていってたどり着いたものです。
”5分で、各チームに創造的に話し合う土壌を作ることだけに特化したもの”を、作ろう、と。

その意味では、狙い通りのツールではあります。

クリエイティブな資質が非常に高く発露している人の集団であれば、このツールでの導入はしない(=要らない)です。

そうではなく、

創造的な資質も持っている人たちだけれど、普段は、そうしたものを発露させて仕事をしているかといえば、いろんなことがあってそうはできていない、そんな人たちのためにーー、という見立てで、場に投入しています。


以上、プレスリリース紙面や、アイデアプラントの公式ページでは書けないような、知人向けの石井語り、を長く書きました。

もし、ご自身がファシリテータをすることがあり、どうもブレスト系のパートで、場の創造的な呼応がなかなか引き出せないな、という時には、そのために石井が作った道具があったな、と思い出してもらえましたらば幸甚です。






最後に、商品写真を載せておきます。

NewProduct_Brainstorming_Cards_.jpg
posted by 石井力重 at 17:53 | ideaplant 作品

2013年07月20日

『工夫発想ワーク』(夏休みの自由研究に)

おこさんが夏休みの自由研究に”工作”をやろうとするときに、「何を作るかが定まらない」「思い付かなくて、いたずらに時間が過ぎてしまう」ということがありませんか。

「工夫発想の流れ」というのは、複雑で曖昧ですがある程度、整理して表現することができます。

工夫発想の流れ.jpg


これを、創造工学(〜創造的に考える方法)の知見に基づいて、「工夫発想のガイドシート」を作りました。


ideaplant_kid_ideawork.jpg
(クリックすると大きくなります)

もしご興味があれば使ってみてください。

以下、使い方説明です。

使い方:

小学4年生〜中学生の場合

お父さんか、お母さんに、ガイド役になってもらい、この手順(「探す」⇒・・・⇒「まとめる」)を進めていきます。

  • 困りごとを書き出す所は、家の中の困りごとを、家族に沢山教えてもらい、1困りごとを1つのカードに書いていきます。カードはメモ用紙でもポストイットでも。

  • 狙いを定める所は、お子さんの見つけてきた沢山の「困りごと」の中から、解決したい問題を1つだけ選び出し、「〇〇しにくい道具」か「もっと〇〇できる道具」という定型文をつかって、発想のテーマを作ります。道具のところは、製品名を書いてもかまいません。”分類を間違えにくいゴミ箱”のように。

  • 調べる所は、話し合ってみるだけでも、かなり着想のヒントになります。

  • 発想する所は「chieca」を発想のヒントにしてみてください。( chieca )
    chieca_website.jpg

  • アイデアスケッチを描くところは、文と絵で1枚にまとめられれば結構です。絵を描くのが苦手な場合は、アイデアプラント版の用紙を使ってください。( アイデアスケッチ )

  • 右上の点線(夏休みを使ってやろう、という所)までは、50分ぐらいです。作るものが定まった後(点線から後)は、素材集め、試作品づくりを、複数日をかけてお子さんが行います。完成のレベルを1,2,3としましたが、普通は2を目標にしつつ、1が達成できればいいでしょう。

  • まとめる所は、選んだ「問題」と、その解決への「アイデア」と、実際に作って完成させた「作品」を、一枚の紙に貼り付けて、終了します。作品がとても大きい場合は、写真を数点撮って代わりとします。





大人の場合

表現を子どもテイストにしてありますが、根底にあるものは、大人になった後も使える思考手順にしてあります。新しいモノを生み出す仕事(≒企画・開発)の本質的な力を鍛えることができます。ぜひ、日々の創造力トレーニングとして活用してみてください。

(注:現実のビジネスは、「作る」と「売る」をセットで取り組みます。その意味では、このガイドの「まとめる」の後に、「広める」(市場を作り出す)作業があります。)

(余談:もし、ワークショップ形式でしかも複数日にわたる場があるならば・・・

  1. 参加者各人が「まとめた」ものを、多くの人に「プレゼン」します。
  2. 聴衆から仮想通貨を投票してもらい「開発資金を獲得」します。
  3. 開発資金に応じて、工房(プロダクトデザインの出来るスタップ)へ「製造を依頼」します。資金次第で、制作時間と、良い部材をふんだんに使うことができます。
  4. 出来上がったものの「コスト」を計算します。
  5. コンセプトテストをして「販売価格」を決定します。
  6. 聴衆は新たに仮想通貨をもらい、自分のお金の範囲で欲しいものをオーダーします。聴衆が持っているお金は、均等ではなく、社会の縮図のような構成にします。


こうすることで、発明したものの価値を知る、ということの、最も原始的な体験ができます。)

posted by 石井力重 at 12:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品

2013年04月01日

【新しい道具】Chieca(チエカ)

TRIZ kids、というプロジェクトを3月後半はずっと行っていました。(Mi-TRIZ & IDEAPLANT)

  • 智慧カードの子ども版(Chieca)を開発。
  • 工夫発想ワークを家庭内で行えるようにワークを設計。
  • 対象は、小学3年生以上〜大人まで。


まだ、ワークの記述はあらあらの状態ですが、公開します。

Chieca(チエカ)
 
多くの子どもたちにとって、創造的な資質を伸ばす道具となれば幸甚です。
 
posted by 石井力重 at 01:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品

2012年03月14日

アイデアトランプ、誕生

本日3.14、「アイデアトランプ」をリリースしました。

 


1)ブレストの際に、発想の観点を広げたいなぁというとき、テーブルの上にカルタのように広げ、いろんな発想の切り口から、アイデアを出す、という用途に使えます。

2)一人でアイデアを考える時に、ランダムに引いて、カードの指示に従ってアイデアを考える(一人ブレストをする)ことができます。

3)ばば抜きのような、従来のトランプで遊びながら、発想力を自然と鍛えることができます。

4)小学1~2年生の国語力でわかるように、本格的な発想トリガーを意訳していてます。これを使うと、親子でアイデアを競うことができます。(もちろん、ビジネスマンにとっても、十分な機能を発揮するように、設計しています。)


プレスリリース

ideatrump_pressrelease.jpg



製品詳細は、公式サイトにて。(マニュアルや商品写真もあります)

アイデアトランプ
http://braster.ocnk.net/product/54 









■ 五回目の3.14を迎えられました。15番目の作品

五年前の今日、2007.3.14、最初の作品「ブレスター」を世に出しました。あれから早五年。いろんなことがありました。ここまでこれたのはパートナーや製品を使ってくださる皆さまのおかげです。ありがとうございます。

作品リスト

  • ブレスター (最初の作品。2007.3.14発売)
  • 智慧カード
  • IDEAVote
  • ブレインライティングシート
  • ブレインペーパー01
  • ブレインペーパー02
  • ブレインペーパー03
  • ブレインペーパー04
  • ブレインペーパー05
  • ブレインペーパー06
  • 『アイデア・スイッチ』
  • "ideaPod"
  • アイデアカード
  • アイデアペーパー

アイデアプラント及び石井力重の作品、商品としては14個の製品をこれまで出してきました。そして、本日、

  • アイデアトランプ(2012.3.14)

アイデアトランプは、15番目の作品です。多くのパートナーの方がいなければ、ここまでたくさん形にできなかったでしょう。石井のこだわりに理解を示し、ともに進んできてくださった皆様に本当に、感謝しています。ありがとうございました。

次の五年、私たちはどんな社会を目にしているでしょう。

その時にも、今と変わらずクリエイティブリーダーを助ける道具を作っているはずです。未来という薄暗がりへむかって多かれ少なかれ、道を切り開くような挑戦をしていく人々の、その可能性をほんの少しでもあげられる道具を提供できるよう、じっくりと作っていきます。 
 

 続きを読む
posted by 石井力重 at 10:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品

2010年11月29日

IdeaPod

iPhoneアプリ「アイデアポッド(IdeaPod)」が、うまく見つからない、とiPhoneユーザの方から、ご連絡をいただきました。こちらが、IdeaPodのページへの入口です

IdeaPod
http://itunes.apple.com/jp/app/ideapod/id325360569


開発、リリースは、カヤックさんです。カードの内容は、智慧カードの日本語と英語版です。ちなみに、iPadでも使えます(×2ボタンで大きくします)。iPadの画面をテーブル中央においてブレスト中にみんなで見ながら、使ったりもしています。

ここに解説などの機能がほしい、というTRIZユーザの方も結構いらっしゃるのですが、一方で、デザイン分野の方々、企画系(非技術系)の方々にも、愛用していただいているアプリで、その辺のバランスを当初から考えて今の仕様にされたようです。もし、技術系の方で、智慧カードの背景にある「TRIZ」の発明原理(のさわり)を知りたい!というかたは、私たち(宮城TRIZ研究会)の運営する智慧カードのWEBサイトも合わせてご覧ください(アプリ内に収納できるかの判断は私にはつかないところなので、まずは、情報導線をここに集約して、おきます)

智慧カード 一覧
http://triz.sblo.jp/archives/20070814-1.html



追記:

「智慧カード2」
http://triz.sblo.jp/article/41492634.html

智慧カードのカードセットは、現在「バージョン2」になりました。発明原理の解釈をプロフィットモデルに拡張した内容などを、黄色い冊子として同梱しています。もし2をお持ちの方がいらしたらぜひ、黄色の冊子の「組織、プロフィットモデルなど・・・」と書いたエリアもご覧ください。新規ビジネスのブレストの時などに、効果的な刺激に頂けたら幸いです。 
posted by 石井力重 at 11:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品

2010年10月26日

ストーリー要素カード

ストーリー要素をカードにしました。大きな構造を考えるときに使うことを目的に作りました。

ストーリ要素カード
story_youso_card.pdf


カードの使い方(口頭での説明をそのままメモ)
お話しカードの使い方.pdf


これはこれで、きちんとした説明をつけて、独立した一つのサイト(智慧カードのWEBサイトのような)を作ろうと思います。とりあえず、今はここまでの整理をまとめてあげて起きます。

お話を作る、というニーズがうっすらとですが確実に増えるという萌芽的なトレンドがあります。それに向け、ツールを整備してみたいと思っています。(きちんとしたカードセットとして製品にできると一番いいんでしょうけれど、今のところは、ワークショップや打ち合わせの中での独自ツールとして使っています。)
posted by 石井力重 at 15:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品

2010年10月08日

ブレスター・ライトバージョン1.2

ブレスター(ブレインストーミングのカードゲーム)をアイスブレイクなどで短時間で楽しむ「ブレスター・ライトバージョン」を提供してきました。この度、ライトバージョンのシートと進行用スライドをバージョンアップしました。以下のリンクから無料ダウンロードできます。

シート

進行用スライド


変更した点は2つです。(1)サイコロの出目で「6」が出た時は「自由にカードを選べる」。(2)シートに積む時にカードは「表」にしておく。この2点です。このほかは従来どおりです。

従来どおり、30秒でスタートできる簡単設計ですので、イベントや社内研修時の創造ムードの醸成などに、お使いください。
posted by 石井力重 at 22:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品

2010年06月27日

アイデアプラントの作品一覧

アイデアプラントの作品(アマゾンに存在するもの一覧)

posted by 石井力重 at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品

2010年04月21日

アマゾンに、ついに作品フルセットが!



アイデアプラントの作品、フルセットが、ついにアマゾンにも登場しました!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今までは、オンラインショップで福袋10点セット(アイデアプラントンの作品フルセット)がありました。一方、アマゾンでは単品で買うことしかできませんでした。

ときどき、このブログでもご紹介していますが、作品の出荷状況を聞くと、オンラインショップでは、フルセットが良く出ていました。

そこの声にお答えして、アマゾンでも、フルセットを登場となりました。単品を足しあげていく金額とくらべると、かなりお得なセットになっています。

ご興味があれば、一度、ぜひ試してみてください。

これら作品の販売から得る収益の一部は、アイデアプラントの次の製品開発の開発費用として、使わせていただいております。物が売れることが、最終目的ではないのですが、道具を通じて、より創造的な人・組織が、数年後、10年後に、もっともっと出てくることを、心から強く願っております。
posted by 石井力重 at 15:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品

2009年11月23日

「ideaplant作品」くるくるウィジェット

アマゾンのウィジェットを作ってみました。

ウィジェットってなに(というか、どう発音するの?)ぐらいにおもっていたのですが、ウィンドウズのウィ、とガジェットのジェットの造語という説もある、というwiki解説を読んで、ウィジェット、としっかり言葉が記憶に残ったので、使ってみることにしました。





くるくる、と回すことができます。

このサイズは、400×150ですが、リンクURLの幅と高さの項目をいじり、変えることができました。トップに飾ったのは、400→490、150→184に、変更してあります。

iPod touchからは、フラッシュが見られないので、ちょっと躊躇しましたが、差し替え更新が楽、かつ、狭い空間に、たくさんのせられるので、切り替えました。
posted by 石井力重 at 14:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品

2009年11月18日

ブレイン・ライティング・シートが第2版に





BrainWriting(ブレイン・ライティング)は、Brainstorming(ブレイン・ストーミング)と対極にある集団発想法です。BrainWritingは、30分無言で、アイデアをかけ合わせていくというスタイルで、理系的な職場、発想作業は個人で、の文化の企業などでも、容易に実施できます


そのブレイン・ライティングを、不慣れな進行役でも確実に実践できるように、会議パックにしたのが「ブレイン・ライティング・シート」です。(なお、ブレイン・ライティングの後に、アイデア抽出の作業進行も、このパックに含んでいます。)


これが、08年12月のリリースから1年を経て完売しました。そこで、より工夫をこらして、第二版を製造し、本日2009年11月18日から出荷する運びとなりました。(製造も、販売も、パートナー企業であるマグネットデザインさんから、です)

第二版で、名称も「2」が付きます。
「ブレイン・ライティング・シート2」



第二版は、使ってくださる方により喜んでもらえるように、我々(アイデアプラント)と彼ら(マグネットデザイン)で、知恵を絞りました。何と言ってもこの道具、この一年で、アイデアプラントの提供するアイデア・ワークショップだけでも200名以上の方に使っていただいて、生の声をフィードバックしてもらいました。それらを踏まえて、以下の点が新しくなっています。

1.速く、できる。

シートにミシン目を入れて、カードへのカットが、とても簡単になりました。
これにより、アイデア会議時間が大体5〜10分短縮できるようになりました。
会議を間延びさせるような停滞がなくなり、最後まで勢いを持って、進行できます。
一方で、シートの紙質を大幅に腰のあるものにすることで、シートをやりとりしたり
切り取ったカードを並べたりするときに、確かな手ごたえが得られる質感になりました。
ミシン目と紙の厚みを最適な組み合わせにすることで、切りとりやすいけれども
意図しない時には、切れてしまわない、絶妙なバランスのものになっています。
自身を持って、お勧めできる仕様になっています。

2.内容量が25%アップ。

従来の「18枚」は、「6人のアイデア会議、3回分」でした。
今回は「24枚」です。多めの「8名でのアイデア会議、3回分」
もしくは「6人でのアイデア会議、4回分」として使えます。

3.価格が、かなり安く。

当初、この会議ツールは、ビジネスマン向けの道具として作りましたが、全国でワークショップをしていく中で、NPOの活動で使う方、大学の実践型講義で使う方、チームリーダのポケットマネーで購入される方、などが結構いらっしゃいました。そこで、なんとか、もうすこし、安価にできないか、とおもっていました。私たちと彼らとで、仕様を全てにおいて見直し、なんと、9,000円→6,500円と下げることができました。

低減に寄与した仕様変更としては
・進行の説明用プレート 「2枚(片面)」 → 「1枚(両面)」
・シートの形状 「冊子状」 → 「シートの束」
とした点です。

ちなみにコストアップとなる仕様も加えており、これは、トータルで吸収しましたが、その内容、一応紹介しますと
・ミシン目を入れたこと
・シートを、腰の強い紙にしたこと
・(先に述べましたがシートの数を増やしたこと)
があります。

ただ、これだけでここまで、下げられたわけじゃくなく、
これには、彼らマグネットデザインさんが
「量産の在庫リスクをのんでも、なんとか安くしたい」という
企業姿勢によるところもあります(ありがとうございます)。

アイデアプラントとしては、価格が安くなって、内容はよりよくなったので、
一層自信を持って、世の中に提供できる道具になった、と思います。

「次のアイデア会議、進行しなきゃいけなんだけど、気が重いなぁ」という時には
ぜひ、使ってみてください。



使用シーンのカット (高精細データは、こちらのサイトにあります)


作業はシンプルです。
3つのマスに、アイデアを記入し、一定時間ごとに回していきます。

bws2_001.jpg

ながら、徐々にアイデアがミックスされていきます。
他の人のアイデアが定期的に目に入るので、最後まで、発想の刺激を受け続けることが、できます。


そして、30分が終わると、シート上に108個のアイデアが。
そこに、アイデアの質の高いものを可視化する作業を、プレートに従って行います。

bws2_002.jpg

星の多いもの(≒質の高いもの)を、ミシン目を使って、ぺりぺりと、切り出します。
(これが、従来は、結構ストレスでした。5分以上の時間短縮になりました)


そして、アイデアの質の高いものを、並べてみたところです。

bws2_003.jpg

この後は、質の高いものをリストにして、ざっと概要レベルで、アイデアリストにまとめてもいいですし、或いは、カードを似たものでグルーピングしていって、優れたアイデアのリスト(大体3〜7個)へ、整えてもいいです。


標準の時間で進めると、「大量アイデア創出〜良案抽出」という全体で50分前後、という時間です。私たちがアイデアワークショップでやる場合は、この工程全体で「30分ジャスト」で行います。2,3度行ってなれたリーダなら、きっと、30分で、アウトプット豊かなアイデア会議を実践できると思います。
posted by 石井力重 at 01:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品

2009年11月16日

「速い」アイデア会議ツール、登場します。

全国のアイデアワークショップで、ユーザに磨かれてきた「ブレイン・ライティング・シート」(アイデア会議ツール)は、発売からちょうど1年がたとうとしています。アイデア会議ツール・キット、というコンセプトは一定のカテゴリの―方にとって、非常に望まれていたものであることが分かりました。

一年前、原価を抑えるために、ニッチな製品でありますが、数年分は、生産しなくても行けるほどの十分な数量を作っていたのですが、おかげさまで、それを上回るペースで出荷し、一年弱でほぼ完売となることが分かりました。

中小企業大学校殿(東京校、仙台校)や全国の開発力の高いメーカさんにおけるアイデア・ワークにおいてお使いいただいたの初め、市民ワークショップなどでも広く使っていただきました。皆さまありがとうございます。

そこで、再生産を前に、大幅な仕様見直しを行いました。

その結果3つほど、ユーザの方にご報告できる「より良くなった点」があります。


1つ目:「速く」なります。

これまでは、アイデア収束の作業で、シートをカード状に切り出す、という作業がありました。これは平均して、5分〜10分ほどかかっていました。貴重なメンバーの時間をもらって実施するリーダにとっては、この時間をカットできるだけでも相当に、使い勝手が良くなります。通常のアイデア会議では、どうしても「アイデア」を「物体としてコントロール」する為の処理時間が要ります。書き換えるなり、張り替えるなり。今回の仕様では、シートにミシン目が入っていて、アイデアカードを切り出すのが大変簡単になりました。その時間をほとんどゼロに近くすることで、メンバーの勢いを保ち、ピシッとアウトプットまで、進行できるようになります。

2つ目:「多人数がOK」になります。

今まで18枚、という内容量でしたが、今回は、多様な人数幅を吸収するよう、24枚という内容量になりました。6人会議を3回分、であったのが、8人会議で3回分までカバーできます。もちろ6人会議でもOKで6人会議なら4回分使えます。

3つ目:「安価」になります。

顧客価値の高い部分を、取り入れることで、生産コストは上がりますが、それ以上に、従来の仕様を見直し、簡素化したことで大幅な価格低減を実現しました。冊子状であったのをシートの束にして扱いやすくしました。またフリップボードは、片面2枚で会ったのを、両面1枚にして、軽量化しました。これらは生産コストの低減にもつながり、従来より2,500円も安く「6,500円」で提供できることになりました。これには、製造販売をになってくださっているマグネットデザイン社(旧・デュナミスのメディアデザイン部隊)さんの企業努力もあります。量産により原価を抑えたり、加工のしやすいアイテムデザインをしてくださいました。

トップページもしばらくは、この画像にいたします。

なお、製品情報の詳細を公開できましたら、ここに追記したいと思います。


追記1:

私のブログに続報を書きました。
11月18日の記事


追記2:

ITmedia 誠Biz.IDさんに紹介していただきました。



posted by 石井力重 at 22:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品



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