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BrainWriting(ブレイン・ライティング)は、Brainstorming(ブレイン・ストーミング)と対極にある集団発想法です。BrainWritingは、30分無言で、アイデアをかけ合わせていくというスタイルで、理系的な職場、発想作業は個人で、の文化の企業などでも、容易に実施できます
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そのブレイン・ライティングを、不慣れな進行役でも確実に実践できるように、会議パックにしたのが「ブレイン・ライティング・シート」です。(なお、ブレイン・ライティングの後に、アイデア抽出の作業進行も、このパックに含んでいます。)
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これが、08年12月のリリースから1年を経て完売しました。そこで、より工夫をこらして、第二版を製造し、本日2009年11月18日から出荷する運びとなりました。(製造も、販売も、パートナー企業であるマグネットデザインさんから、です)
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第二版で、名称も「2」が付きます。
「ブレイン・ライティング・シート2」・
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第二版は、使ってくださる方により喜んでもらえるように、我々(アイデアプラント)と彼ら(マグネットデザイン)で、知恵を絞りました。何と言ってもこの道具、この一年で、アイデアプラントの提供するアイデア・ワークショップだけでも200名以上の方に使っていただいて、生の声をフィードバックしてもらいました。それらを踏まえて、以下の点が新しくなっています。
1.速く、できる。シートにミシン目を入れて、カードへのカットが、とても簡単になりました。
これにより、アイデア会議時間が大体5〜10分短縮できるようになりました。
会議を間延びさせるような停滞がなくなり、最後まで勢いを持って、進行できます。
一方で、シートの紙質を大幅に腰のあるものにすることで、シートをやりとりしたり
切り取ったカードを並べたりするときに、確かな手ごたえが得られる質感になりました。
ミシン目と紙の厚みを最適な組み合わせにすることで、切りとりやすいけれども
意図しない時には、切れてしまわない、絶妙なバランスのものになっています。
自身を持って、お勧めできる仕様になっています。
2.内容量が25%アップ。
従来の「18枚」は、「6人のアイデア会議、3回分」でした。
今回は「24枚」です。多めの「8名でのアイデア会議、3回分」
もしくは「6人でのアイデア会議、4回分」として使えます。
3.価格が、かなり安く。
当初、この会議ツールは、ビジネスマン向けの道具として作りましたが、全国でワークショップをしていく中で、NPOの活動で使う方、大学の実践型講義で使う方、チームリーダのポケットマネーで購入される方、などが結構いらっしゃいました。そこで、なんとか、もうすこし、安価にできないか、とおもっていました。私たちと彼らとで、仕様を全てにおいて見直し、なんと、9,000円→6,500円と下げることができました。
低減に寄与した仕様変更としては
・進行の説明用プレート 「2枚(片面)」 → 「1枚(両面)」
・シートの形状 「冊子状」 → 「シートの束」
とした点です。
ちなみにコストアップとなる仕様も加えており、これは、トータルで吸収しましたが、その内容、一応紹介しますと
・ミシン目を入れたこと
・シートを、腰の強い紙にしたこと
・(先に述べましたがシートの数を増やしたこと)
があります。
ただ、これだけでここまで、下げられたわけじゃくなく、
これには、彼らマグネットデザインさんが
「量産の在庫リスクをのんでも、なんとか安くしたい」という
企業姿勢によるところもあります(ありがとうございます)。
アイデアプラントとしては、価格が安くなって、内容はよりよくなったので、
一層自信を持って、世の中に提供できる道具になった、と思います。
「次のアイデア会議、進行しなきゃいけなんだけど、気が重いなぁ」という時には
ぜひ、使ってみてください。
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使用シーンのカット (高精細データは、
こちらのサイトにあります)
作業はシンプルです。
3つのマスに、アイデアを記入し、一定時間ごとに回していきます。

ながら、徐々にアイデアがミックスされていきます。
他の人のアイデアが定期的に目に入るので、最後まで、発想の刺激を受け続けることが、できます。
そして、30分が終わると、シート上に108個のアイデアが。
そこに、アイデアの質の高いものを可視化する作業を、プレートに従って行います。

星の多いもの(≒質の高いもの)を、ミシン目を使って、ぺりぺりと、切り出します。
(これが、従来は、結構ストレスでした。5分以上の時間短縮になりました)
そして、アイデアの質の高いものを、並べてみたところです。

この後は、質の高いものをリストにして、ざっと概要レベルで、アイデアリストにまとめてもいいですし、或いは、カードを似たものでグルーピングしていって、優れたアイデアのリスト(大体3〜7個)へ、整えてもいいです。
標準の時間で進めると、「大量アイデア創出〜良案抽出」という全体で50分前後、という時間です。私たちがアイデアワークショップでやる場合は、この工程全体で「30分ジャスト」で行います。2,3度行ってなれたリーダなら、きっと、30分で、アウトプット豊かなアイデア会議を実践できると思います。