消せる紙チーム(以下、消)『どういうことですか?』
石『プロジェクト型研修で、各グループが新製品構想をするんですが、大きなテーブルの上にA1のこのシートを広げてみんなでわいわい言いながら書くんです。すると、手前はいいけど奥のほうを書こうとすると袖が手前に書いた部分にふれてホワイトボードマーカが袖に付いちゃうんです。服は汚れるし描いたことは消えちゃうし。壁に貼るのが本来の使い方なんですが、実際の使用の現場では、そういう感じなんですよね。まあ、仕方ないところですが』
消『こすっても消えないペンがあるんですよ』
石『え?ほんとですか?』
消『ええ、ウォータークリアというペンです。水で消すタイプで、こすってもつかないんですよ』
(そこで、早速、iPadでしらべてみる。ゆめ画材さんというところでネットオーダできる模様、打ち合わせでiPadをみながら、ああこれですね、とかっていう会話がすごく増えました。余談ですが。)
石『水で消せる。こすっても消えない・・・ということは、ですよ、scansnapを通せるってことですかね?』
消『多分、そうじゃないですか』
石『それって、かなり大きい気がしますよ、消せる紙にしても、scnasnapにしても』
(オートフィード型のスキャナは複数種類あります。石井は卓上型とモバイル型のscansnapをつかっているので、どうしてもスキャナのことをスキャンスナップ、と表現してしまいますが、スキャナー全般と同義で言っています)
そんな会話をしてきました。
それで、最近、ウォータークリア(8色セット)を、アマゾンで買って手に入れました。ゆめ画材さんというところが出していますが、送料はそこそこかかりますが対応が超迅速。すぐに届きました。
早速使ってみました。
感想としては、こんな感じでした。
・A4の消せる紙にマインドマップを書くには、ちょっとペン先が太い。でも、十分使える範囲。
・書いて数秒ですっと、文字が濃くなるので他のペンに比べてやや違和感。慣れればなれる。
・書いた後、さらさらになる色とぺたぺたとする感じの色がある。薄い色はぺたぺたになりがち。濃い色(赤、青)は、さらっとしている。
・先に書いてある油性マーカーの線とやや干渉する感じ。油性マーカーをなぞると色がすこし混じる。
・ペンの書き味は悪くない。
・色も多色あって楽しい。
これをつかって描いてみた「とあるセミナーの構想メモ」です。scansnapで読み取った画像です。

大体、書いたとおりになりました。実際の見た目と違ったのは、2点。左の中段ぐらいにかいた「水色」と右の中段ぐらいに描いた「黄色」があまりはっきりと写りませんでした。特に水色は、スキャナの紙送りローラーに触れた影響で、「スタンプ」のようになっていました。文字がローラーの上に転写され、それが消せる紙になんども付着していて、うっすらと文字がスタンプされていました。黒、赤、青、についてはそういう現象が見られませんでした。書いた後にぺたぺたとする「淡い色」はいろんな意味で、スキャナと相性が悪いようです。逆に濃い色は、ばっちりです。主要3色だけつかう、ということに限れば、全く問題ない感じでした。
次に気になるのは「スキャナの強い光にさらされて、うまくきえるのか。変質しないのか」です。
そこで水をたらして消えるのかを実験してみました
(クリックすると動画が開きます、多分)
感想としては「あれ、やや消えにくい」という感じでした。描いてから時間がたっているのもありますが、水を落としてから、すかっときえるまでの時間が長くかかるように思いました。書いて数分後のものはみずをたらすだけですっときえていくのが、この場合は結構、消えずに頑張っていたように見えます。
それでも最後にはきれいさっぱり消えました。
これで、スキャナに通せるホワイトボードが、原理的にできることがわかりました。
まとめますとこうです。
1)消せる紙に、ウォータクリアペンで書く。
2)できるだけ、濃い色でかく(黒、青、赤)
3)スキャンする
4)あとは水で消す
ここまで分かった上でしたいのは「オリジナルフレームワーク・ホワイトボード」を消せる紙で作れるか」というところです。
油性ペンでフレームワークをかき、ウォータークリアペンで書き込み、電子化する。後で消したときに油性ペンがはげずに残るか、というところです。
(これをホワイトボードマーカでやると、油性ペンもはげます)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
感想としては、こんな感じでした。
・A4の消せる紙にマインドマップを書くには、ちょっとペン先が太い。でも、十分使える範囲。
・書いて数秒ですっと、文字が濃くなるので他のペンに比べてやや違和感。慣れればなれる。
・書いた後、さらさらになる色とぺたぺたとする感じの色がある。薄い色はぺたぺたになりがち。濃い色(赤、青)は、さらっとしている。
・先に書いてある油性マーカーの線とやや干渉する感じ。油性マーカーをなぞると色がすこし混じる。
・ペンの書き味は悪くない。
・色も多色あって楽しい。

(クリックすると動画が開きます、多分)
これで、スキャナに通せるホワイトボードが、原理的にできることがわかりました。
2)できるだけ、濃い色でかく(黒、青、赤)
3)スキャンする
4)あとは水で消す