2016年05月11日

スティックPC「MS-CH01F」+充電器「Anker PowerPort+ 1 」で、動作しました

ワークショップで二代目のプロジェクターを使いたいと思い、軽量重視でスティックPCを手に入れました。

最近、スティックPCは第二世代の性能のものが登場しました。
(かつ、Atomの生産中止が発表され、これが最後の世代かもしれませんが)。

私は、その中でマウスコンピューターのものを選びました。




選定方法はこうでした。
1)重たいファイル(数百枚のパワーポイントファイル)の使用に耐えられるCPUがなんとかありそう。
2)ファンにより長時間運用でも加熱影響が少ない
3)USBの口がある。できれば二個。
4)アンペアがUSB充電器で供給可能(※)

という条件で選ぶと、2)までは、ASUSも候補に入ったのですが、3)でこれに絞りこまれました。

(※)3)は、私の特殊事情からです。旅仕事で持ち歩く荷物を100gでも少なくしたいという。

スティックPCはどれもACアダプターが必要で、それが100gちょっとあります。

旅仕事ではAnkerの充電器を愛用していましていまして、それがカバンに入っているならば、それで代替えできれば、ACアダプターは荷物から外せるなと。

マウスコンピューターの仕様は、電源が3Aでした。


そこで探しました。(結構、2.4Aどまりで、なかなか、ないんです)

結果、Ankerの充電器の最新版(一口タイプ)に3Aの出るものがありました。


※購入した時点でのWEBの使用では「5V3A」とあったのですが、現時点で見ると、「5V2.4A」となっていました。今、在庫も切れています。これはマイナーチェンジしたのかもしれませんし、何らかのマージンを見込んで、表記を下げたのかもしれません。表記の変更ことを知ったのは、ここに記した起動実験をした後でした。結論を先に言うと、使えました。


AC電源でまずはきちんと起動し、初期設定やなんかやかを済ませたうえで、シャットダウンさせました。

次に、Ankerの充電器+ちょっといいUSBケーブル(以下の写真のもの)で給電して、起動してみました。


起動します。

次に、消費電力を最高状態まで引っ張りって、たくさんのアプリを立ち上げて高い負荷状態を継続してみました。

きちんと稼働し続けています。
落ちたり、目に見えて挙動がおかしくみえることは何もありませんでした。

なおこの実験環境は、仙台の肌寒い5月で、周辺温度が低い、という条件です。かつ付属の短いHDMI延長ケーブルをつかい、ディスプレオと距離を離している状況です。
夏の講義室とか、熱のこもるディスプレイに背面に直刺しする時には、また違うのかもしれません。

ということで、まずは、このシステム構成での動作は確認できました。


ここから先は、電源ケーブルの話を離れて、スティックPC本来の能力レビューです。

ワークショップ会場で操作する+旅先の宿でPCで仕事する、といった旅するファシリテータにとってしたいことを中心にためしました。
その結果、スムーズに反応することと、もたつくことがありました。


<<スムーズに反応すること>>

◎モバイル版のパワーポイントをスライドショー表示中のページめくりの反応は良い(ただし次々送ると反応は遅れる)

◎USBで直にさしているThinkpad Keyboardのトラックポイントの動き。これも非常に良好。

◎標準のタイマーアプリ。これは軽いものなのでサクサク。

◎シンプルなテキストエディターに外付けキーボードで高速タイピング

◎大辞泉(大きな辞書アプリ)の起動と辞書引き初めまでの時間(メインPCのThinkpadと遜色ない短時間起動)


<<もたつくこと>>

◎モバイルのパワーポイントの図の多いページを拡大する(キーボードの「+」を押す。)→5秒ぐらいして拡大。無反応時間に入力したことが一気に処理されて、扱いにくい。

◎chromブラウザー上でGmailを開き、長い文章をタイピング →タイプしてから0.2秒ぐらいして表示される。タイプが早すぎると文字の表示が追いかけてくるのがわかる。

◎Edgeでフェイスブックを開き、DMのウインドーを開いてタイプ →なぜか特定の文字が消えるなど予想できない挙動を。(理由が何によるのかはこれだけでは断定できませんが)

◎Kindle for PCの起動(書籍を開くまで20秒ぐらい。メインのThinkpadが5〜7秒ぐらい。ただし、他のマシンでもKindleの起動は結構遅く、少し前のマシンだと書籍を開くまでもっとかかるので、そう悪くない水準といった感じ。)

◎Blue toothの小型キーボード(タッチパッド付き)のタッチパッドの反応は、そこそこよいけれど、カーソルの移動は不連続に移動していく感じ。キー入力には遅延なし。


以上です。

Windows10がすいすい動くので、ホテルのテレビにさしておいて、Amazon Primeミュージックを聞くとか、Amazon Primeビデオを大画面で見る、というのにも適しています。ベッドに寝転がって小型のワイヤレスキーボードだけで、大きなテレビ画面を操作するのは、結構快適です。

また、出先で、フルのWindowsマシンでプレゼンするのに必要な重量が「本体+給電デバイス」=200〜300gというのは悪くない気がします。(ただし、HDMIがさせるディスプレイがある、という前提ですが)。旅仕事にはいずれにしても高性能のノートPCは携えていくのですが、イベント後の飲み会で紛失するかもしれない可能性を考えると、母艦ノートPCは宿において、必要なファイルだけ入れたこのスティックPCでいくのもありだなぁと。
(なお、出番前にちょっとした手直ししたいとか、そういうことはしにくいです。ディスプレイがありませんので。控室にデジタルテレビがあるとかだったらいいのでしょうけれど。)

使えることが分かったので、私の特殊事情その2「機内持ち込みカバン1個だけで、数か国を渡航していく旅仕事」も、これでいってみようと思います。飛行機を頻繁に乗るので機内持ち込みだけでにして空港のバッゲージの扱いの時間を省きたいので、使う飛行機のうちもっとも条件の規模しい「手荷物1個、8sまで」に収めた荷造りを目指します。重量物だったデジタル回りはもともとAnkerの充電器1個はいる予定でしたので、それを先の3Aの出せるもの(今の表記では2.4Aになっていますが)にすることで、コンピュータ関係は、本体の重さ「62g」と、3メートルのUSBケーブル「100g弱」に収めることができました。(昨年の同時期の同じチャレンジでは、タブレットPCを持ち歩くコンピュータにしたのですが、専用の充電器含めて、1sでしたので、今回は、だいぶ削れました。)
posted by 石井力重 at 17:37 | 道具考/ALL

2016年01月23日

ワークショップの進行を助けるもの

ワークショップのファシリテータを年間に数十回やりますと、要るもの、あると便利なものが、徐々に見えてきます。私なりのものを写真で紹介します。

items.jpg

ファシリテーターの卓上。

  • PCはやはりThinkPad。いろんな投影装置との接続でエラーが出たのは過去数百件で1度しかありません。
  • ワイヤレスクリッカー&レーザーポインターは、SMKのG-presenter。グリーンレーザがくっきり出ます。ページ送り、戻しもわかりやすく、手に握りやすいフォルムです。
  • タイマーは、カードタイマー。物理ボタンがあること、操作がシンプルなこと、ポケットに入ること。それを満たすものが使いやすいです。(ちなみに写真の青のタイマーはすでに廃版)
  • マーカーは、ボードマスターの極太。これなら、200人の大教室でも可読な文字や図がかけます。
  • 意外とあると便利なのがネック・マイクホルダー。(青いタイマーの下にあります)。ワイヤレスマイクから手放しで何かしたい時ように。
  • あとは、ボールペン。ちょっとした指示を書いて渡すとか、アナウンスしないといけないことをメモしておくとか、質疑応答をメモするとか。メモカードも2枚ぐらい。
  • ポケットウエットティッシュも一つあると快適です。指先が糊を触ったり、マーカーを拭き取ったりしたあと、キーボードを触るのに便利です。

timeline_timer_whiteboard.jpg

ワークの指示をし、しばらくグループディスカッションが続く時のスクリーン周辺。

  • ホワイトボードには、大きな文字で「このステップですべきこと」「期間」を明示して、パワポの画面を他のことに使えるようにしています。
  • PC画面には、タイマー(Windows8.1の標準タイマー)を画面分割して提示。残り時間の減り方を可視化します。
  • スクリーン脇にはタイムライン。どこでもシートを、縦長に二面続けて。9時間の行程も楽に書けます。

timeline_feedback.jpg

タイムライン上に、ステップが終わる都度、現実の時刻を書き込んでいきます。

今回のケースでは・・・
前半は遅れが蓄積していっています。
昼の休憩タイミングを組み替えてみたり。
15時あたりに奇跡的に進行が早くなっています。
18時あたりで再び進行遅れが出始めます。
最後はバッファ(進行調整シロ)の中で吸収でき、予定時刻より20分早く終了。

こういうタイムラインの管理は、デジタルではなく、アナログの板書、大きく皆に見えるところにあるのがいいです。
事務局も参加者も、進捗のずれを共有できて安心できます。(今どこにいるのか。遅れて入れるのか。の2点さえわかればいいのです。)

なおタイムライン用に、「どこでもシート」を使うと、縦長い面積が使えて便利です。
通常は講師用ホワイトボードに書くことがおおいですが、近場のチームが「これ、借りていいですか」といって貸してしまうことは実際はよくあります。なので、物理的に専用化したタイムラインボードがあるほうが、何かといいです。

このワークショップは、9時間ワークショップでしたが、時間設計的には、分単位の細かさを積み重ねてつくってあります。それゆえ、分単位で進捗を常に予測して、検討していきます。

例えば、あるステップ中、「あと、5分×2回を実施し、人の移動ロスタイムが90秒で、指示を伝える時間は約30秒、全部合わせて12分。じゃあ、今が13:20だから、次のステップに入るのは13:32からか」、といった具合に、予測を立てています。

(ただし、要諦なので誤解のないように明記しておきますと、創発系ワークは、進行の正確さ第一ではありません。作業深度を重視して柔軟にステップごとの時間を調整していくべきです。だからこそ、あとどれだけ伸ばせるかを常に把握して、その先に控えるプロセスの組み換え可能性を幾通りも考えておく必要があり、こういう細かいことを裏でやっています。)


以上、アイテム系として常用しているもの、それにまつわるやり方を、紹介してみました。
posted by 石井力重 at 00:00 | 道具考/ALL

2015年12月02日

旅の荷物に「ひも」が1つあると便利です

二週間の旅仕事も終盤。今夜は大井町の宿でブログを書いています。

さて、旅荷物は年々減るものですが、逆に普通は持っていないものを鞄に入れておくようになったりします。

その一つが紐です。

紐が1本あると、旅の道中に結構役立ちます。

乗り物の中で動いてしまうキャリーバッグを括りつけるとか、今はしなくなりましたが、宿で手洗いしたものをちょっと干すとか。

紐は普通のものでもいいのですが、巻き尺を紐代わりに使うと便利なんです。

こんな風に使っています。

tabidougu.jpg
裁縫をする人には叱られてしまいそうですが。

こう使えばわずかに巻き尺としては狂います。
少しは伸びますから。

ただ、旅先で大まかな長さが知りたい時には、これで十分です。

一瞬でしまえて絡まない、というメリットと、
結ぶと緩みにくい、というメリットがあります。

外国にいる時に、なんかサイズが気になるときに、あれこれ図って、1人うんうんうなずいて楽しむこともできます。
  
posted by 石井力重 at 22:36 | 道具考/ALL

2015年11月28日

タイヤの交換が自分でできる、静音キャリーバッグ

岐阜の宿に入りました。
この数日、東北が一気に冬になったと聞いていましたが、昨日あたりから、近畿と東海地方も、きちんと冬になりました。寒いです。

旅の道具をまた一つ紹介します。
キャリーバッグです。

キャリーバッグ、あるいは、スーツケース、は旅仕事では必須です。
なるべく荷物は都市ごとに宅急便で往復輸送しているのですが、どうしても少しの荷物は都市から都市にもって移動する必要があります。

私と旅先でよく会う方は、石井の持っているキャリーバッグがよく変わるのをご存じでしょう。
これだけぐるぐると移動すると、だいたい半年でタイヤが渋くなります。

転がりが悪くなってしまったキャリーを引いて、移動することで時間や生産性を削がれるのはつまらないので、完全にダメになる前に買い替えてきました。

さて、今使っているものは、とても音が静かで、引き味(スムーズに転がる感じ)も過去のどれよりも良いです。
このキャリーバッグになってから長距離の移動が楽になりました。

タイヤが交換できる、とあり、それも魅力に感じました。

しかし、それだけに摩耗するタイヤなのではないか、という懸念と、いざ交換したらガタつくのではないか、という懸念もありまして、良い品であるかどうかの判断を保留していました。

今日、実際に交換してみて、ほぼこれは良い品だ、と思いましたので、書いてみようと思います。

Freguenter(フリークエンター)と言います。

(フリークエンタの機内持ち込みサイズには、商品写真のようにハンドルの倒せるものと、そうでない普通のものがあります。私はこの倒せるほうを使っています。)

現時点で、9か月間使ってみました。

少し前、7か月目のある秋の雨の日、慶応・日吉の銀杏並木道で、落ちた銀杏の葉がべたべた張り付く中を引っ張っていったら、葉っぱが車輪にはさまってしまい、手を汚したくないのでそのまま引き続けてしまったところ、翌日から、「きぃきぃ」とタイヤが鳴るように。
動かしているうちに良くなるかなと思ったのですが変わらず。

それまで砂程度ではびくともしなかったので結構つくりがいいと思います。
この銀杏の樹液みたいのは、良くなかったのかもしれません。

とはいえ、半年持ったわけで、過去のキャリーバッグも半年で消耗してしまったので、だいたい、悪くなるにはいい頃合いではあります。

そのあとも使い続けていくと、だんだんタイヤの引き味が、落ちてきた感じが強くなりました。
(それでも過去の他のキャリーの新品時よりも引き味はいいですが。)

それで、9か月たった今、タイヤ交換のキットを買いまして、実際に付け替えてみました。

freguenter.jpg

キャリーバッグのタイヤをはじめて分解してみたのですが、地面をずっと走行するタイヤの軸は相当に汚れが。

ときどき宴席などで、キャリーバッグを座敷の上にあげてくださることがあるのですが、衛生的にまずそうです。

それはさておき。

この交換部品をAmazonで頼んだらすぐに届きました。
メーカーは兵庫の会社さん。

車輪カバーを外す特殊工具と、車輪軸を緩める・絞めるための六角レンチと、車輪「2個」がついて、3000円ちょっと。
商品写真をみて、二個であることに気が付けばよかったのですが、タイヤは4つあるので4つセットだろうと思っていたので、手にしてからしまった、と。

でも、二個ずつということは、良く摩耗するのが2つある、ということじゃないかと思い、車輪をくるくる回してみると、ハンドル側の2つは、摩耗が進んでいました。きぃきぃ音も片方からはします。
ハンドル側は二輪走行時のタイヤですし、4輪走行時もかなりの体重を支える側です。
これを変えるべきなんだなと思って、写真のように交換しました。

作業自体は簡単です。
六角レンチで何かを締めたことがあれば、組み立て家具よりも手間数としては圧倒的に楽。
ものの5分で2つとも付け替えられました。

ただ、六角レンチは、強く締めると、がくっ、と、なめてしまって、二つ目のタイヤの締めの時には、なめ度が高くなっていて、締め付けを十分にはできていないかな、という感触がのこりました。(でも旅先なので、レンチセットをもっていません。マイナスのドライバーの大きいものでもしめられますが、同じく持っていません。)

六角レンチで、ネジ穴をなめる、というのはあまり起きない現象なので、同梱のこれは、使い捨ての六角レンチとして過剰過ぎない品質でつくられているのかもしれない、と思いました。
ただフェアに他の可能性も上げておきますと、石井の締め方が強すぎだという可能性もあります。

そして引いて移動してみると、新品の頃のように転がりがスムーズです。
ただ変えなかった2輪のどちらかもキイキイと音を立てていることを、取り替えてみて気が付きました。
その意味では、新品の頃よりも、しぶめだとは思いますが、二輪走行時には、完全に新品同様でした。

なので、ちょっと高いですが、交換するときは4輪全部を買う方がよいと感じました。

このタイヤ交換を試して、さらに使ってみて、このキャリーバッグはいいものだと思いました。


ちなみにタイヤのつくりは特殊です。
そこにこの静音性能と引き味の滑らかさがあるようです。

車輪は、3つのパーツでできています。

車軸。
それにくっついている内側タイヤ。
遊びのある形でかぶさっている外タイヤ。

この内と外のタイヤの遊びがあることが大きいようです。

ガタつくようにつくっておくと、道路のガタガタを逆に吸収してくれる、というのは、工夫発想のヒントとしてみても面白い製品です。

そして、ガタガタを吸収すると音もそれだけ発生しにくくなります。

深夜に書斎と自宅の間をキャリーバッグを引くと、他のキャリーバッグは「ガラガラガラ」という音が鳴り響き気が引けますが、これだと「ゴィゴィゴィゴィ」といった感じで、だいぶ静かです。

タイヤがどれぐらいスムーズかというと、乗り物に乗っていると、わずかな加減速でもバッグが動きます。

多分、次に買い替えることがあるならば、またこのキャリーを買う可能性が高いと思います。

ただし、「階段でも引っ張れて、人が座れるスーツケース(zuca)」も使ってみたい候補としてはあるので、可能性は半々かな、と。
面白もの、便利なものは、使ってみて、芸の肥やし(発想の材料)にする、というは、私の職の宿命ですから。

posted by 石井力重 at 23:18 | 道具考/ALL

2015年11月17日

Thinkpadの電源の差し口の変換ケーブル(丸⇒長方形)

私の仕事スタイルとしては珍しく、電話が入るのを待っているような時間があったので、それを利用して道具の話を書きます。

私は何機種かにわたってのThinkpadユーザです。今は、X250とX220を使っています。

X250は、電源のさし口が新型の〔長方形〕です。
X220は、旧型(丸)です。

電源ケーブルを複数の拠点に用意しているのですが、拠点ごとに2種類の電源ケーブルを用意しておくのは無駄だと思っていました。

ふと思い立って、Amazonで変換コネクターを探してみたら、ありました。

商品名を見るとX1 Carbon用うんぬん、とあるので、X250でも多分同じだろうと判断。

問題は、この商品写真の左型(丸のほう)の形状が合うのかどうか。
WEB上をしらべてみると、「旧型とはまた違うタイプの丸タイプのコネクタも世の中にはあるらしい」という情報もありました。

私には、詳しくは分からなかったので、商品写真をじっと睨んでみて、えいっと現物を買ってみました。

外国からの配送でしたが、予想以上に早く届きました。
(ちなみに販売者のボクシーズさんは、到着まで日数がかかることの事前アナウンスをしてくれるなど、サポート体制が充実した印象で安心して到着を待っていました。)

think2_.jpg

現物を刺してみたところ、刺し具合はぴったり。

think_.jpg

左手から伸びているのが、旧型です。手前の短いのが、アダプタです。

〔旧型の電源ケーブル〕+〔電源アダプタケーブル〕で、〔新型の電源ケーブル〕と同等となるのか、恐る恐る通電してみました。

結果は、Thinkpadはこれを通常の電源として認識しました。

一日使ってみた結果、新型ケーブルと変わりなく使えています。


このケーブルのおかげで、X220を置いてある拠点に旧型ケーブルとこのアダプタを置いておけば、持ち歩くX250の充電も出来るようになりました。

余談:

技術的によくわからないのにいろいろやってみたくなる、そういう魔力がThinkPadにはあります。初めてのHDD換装で、適当に買ったSSDを直感で換装してみて、詰めが甘くて大幅にデータを喪失したこともあります。


posted by 石井力重 at 16:52 | 道具考/ALL

2015年11月15日

良い耳栓は、厚いドアの奥の部屋

11月も半ばだというのに秋の初めのような気温と、澄んだ空気です。こういう日は、エアコンを切り、代わりに腰にホッカイロを貼り、窓を開け放ち、外気の中でデスクワークをすると良い気持ちです。ポイントはホッカイロ。腰が暖かいと全身が温まります。

久々に、仕事道具に関する話を書きます。

集中には、環境音が影響します。

カフェ、新幹線、ビジネスラウンジ、ホテルにおいて、執筆や概念加工の作業などをする時、周囲の会話や特定の音が、集中を壊してしまうことがあります。
特に、煽情的な内容の会話、間欠的な大きい音などはその類です。近くに説得的トーンでしゃべり続ける人がいたりすると、思考の処理量の一部をずっとそちらへのアテンションに取られ続けたり。

そういう時に、耳栓を使います。
実際に長く使ってみて、それら道具について感じたことを書いてみます。


  • サイレンシア

最近までは、良く手に入る「サイレンシア」という黄色い耳栓を常用していました。
柔らかく、違和感が少ないです。その辺の薬局でも手に入り便利です。

短所は、性能がほどほど、という点です。
たとえば、水筒に入れたコーヒーを手元のマグカップにそそぐジョロロというレベルの音ははっきり聞こえてしまいます。

  • デジタル耳栓 MM-1000

キングジムのデジタル耳栓「MM-1000」も面白いです。
見た目にはパフを入れるコンパクトサイズの本体とそこから生えているイヤホン、というフォルムです。
本体のスイッチを入れると、乗り物のごうごう音など、低音がすっと消えていきます。
近くにいる人の声はほぼ消しません。カフェの喧騒など、個別に聞き取れないぼやけた音声はある程度消えます。
近くの人の声だけハッキリ聞こえる、というのは、便利です。
この道具がもっとも重宝するのは、人が活動する施設内でデスクワークをしないといけない人だと思います。
例えば学校です。職員室と言うのは、運動部と吹奏楽部の立てる音の洪水の中で書類仕事をしなければなりませんので、生産性はかなり下がります。さりとて、従来型の耳栓を突っ込んでしまうと、誰かが呼びに来た時に聞き取れません。
こういう道具で喧騒は消し、呼びかけられた声は聞き取れる、というのは、利用価値が高いでしょう。

短所は、隣席での会話はよりくっきり聞こえてしまうところです。
乗り物でこれをつけると、ごうごういうノイズは消えて、隣や真後ろの会話が明瞭に聞き取れてしまいます。向うは、こちらには聞き取れないだろう音量に抑えて話してくれているのですが、内容まで明瞭に聞こえてしまいます。(そういう時には、これを外します。)

  • ネクスケア 1100RP

これは、3Mが出しているオレンジ色の耳栓で、高音域から低音域まで、かなりよく遮音してくれます。
形は、サイレンシアを気持ち大きくした感じです。

ちょっと力を入れて細長くつぶして耳に入れると、20秒ぐらいで膨らみます。
膨らんでいくと急速に周囲の騒音が減ります。
すうっと音が遠のいていく感じは、厚い扉がゆっくり閉まっていくような感じで、まるで没頭の過程のようだ、とも、時々思います。

キーボードタッチの音も、コーヒーを注ぐ音も、聞こえなくなります。
足元で稼働しているファンヒータの出す大きい音はわずかなノイズに。

ビジネスホテルでの睡眠もかなり改善されていることも、ウエラブルデバイス(Fitbit)からわかりました。
ホテルの朝6時台はどこかしらの部屋でトイレの水が流れたり、朝早いチェックアウトの人の行動音が出ているようで、従来は、熟睡度が著しく下がっていました。(自宅では朝6時の熟睡度の低下は現れません。)

この耳栓をしてホテルの部屋にいると、相当なお値段の良いホテルの部屋にいるようです。
この静寂の中で眠ると、起床予定時刻まで、ぐっすり眠れます。
熟睡は、体調をよくし、発想ワーク時の思考の速さもよくしてくれます。

欠点は入手の時間がかかることです。
ドラッグストアの店頭にはないので、amazonなどで手配します。
コストは少し高めです。
耳栓は消耗品で、だいたい1週間ぐらいで交換します。これは2セットで400円ぐらいなので、1週間200円。
ですが、生活の質・仕事の質を良いものにするという効能から考えて、相当にお得であると感じます。


以上、仕事道具の一つ、耳栓についてでした。

現時点でのベストは上述のものなのですが、願わくば、遮音性能はこのままに、水洗いが出来、もう少し長く使える耳栓が欲しいところです。

posted by 石井力重 at 14:14 | 道具考/ALL

2014年09月01日

久々に、アイテムレビューを。「超極細のボードマーカー付きのホワイトボードノート」

今日は、知的生産系の文具の話です。

ヌーボード、といえば、ファシリテータやアイデア発想の人達、特に文具ずきの人たちには、有名な「ノート型ホワイトボード」ですが、それに、Fine Marker Editionが登場しました。紙面サイズも手ごろな大きさで、ミニマインドマップを書いたりするのに便利です。なにより、ペンが無茶苦茶、ファインになりました。ホワイトボードマーカーの細いの、とは、違うもののようにすら思えます。

まずは写真から。

NuBoard_FineMarkerEdition_00.JPG

紙面の右に置いたカードは、5mm方眼の罫線のカードです。

細い線の性能は、タブレットでも良くレビューしますが、僕が良くやるのは、ランダムドットを打って、それを線でつないでいく作業です。ペン先を一度紙面から話してしまうと、狙ったところにペン先が行かないもので、これがどれだけ狙ったところにおけるかで、快適さは全く違います。

細目のホワイトボードマーカーでも、まあ細いけれど無理は言えないかな、と言う感じだったのですが、このファインマーカーは、普通に紙に向かって使う極細の文具と遜色ありません。

紙面に、石井、というサインをいくつも書いていますが、隣の5mmの罫線から分かるとおり、大きさ3ミリぐらいのサイズで石井と書いていますが、なんとか、可読、です。これは、文具でも結構厳しく、ペン先と紙のにじまなさ、の両方があって実現できるレベルですが、このアイテムセットはそれができています。

紙面上の渦巻きも、線に触れないようにして出来るだけおおく渦を書いていく、という作業なのですが、普通の文具と同じです。ペン先のすべりが言い分、いくらかこちらのほうが快適かもしれません。

左に書いている、メモリのようなものも同じです。二等分、四等分、と入れていく線をどこまで書けるか、とやったもの。実に細かいところまでいけます。

ということで、ためしが気はそこまでにして、強化腹始まる旅シトゴにおいて、文具カバンに入れておいて、旅先で使ってみることにしました。

ちょうど今日は市谷で脳計測技術の応用シンポジウムがあり、聴講時のメモを、紙のノートでもなくPCへのタイピングでもなく、これをつかってみることにしました。時間は2時間。

NuBoard_FineMarkerEdition_01.JPG

充分使えます。つかえます、というのは消極的な表現ですが、積極的に言えば「かなり良い」です。惜しむらくは、ノールックで囲うとするときに、リングノートゆえ、ページによっては紙面がぽわぽわと浮いているため、文字がゆれることですが、これは左手で押さえれば充分ですし、紙のノートでも、紙面が浮いていれば同じことが起こりますので、これはたいしたことじゃありません。

NuBoard_FineMarkerEdition_02.JPG

ペン先を出したまま、冷房がんがん当たる場所で、しばらく使わないでおくとペン先が乾いて書き出しがうまく出ないので、書き終わるたびにキャップをしました。そうすると指が汚れます。これは、水性ペンで書いていたって同じように汚れます。毎回私の指先はこんな風です。ただ、ボードマーカーなので洗面所で一度手を洗えばきれいになるのは、他のマーカーに無い良い点です。

2時間で取ったメモを、ざざざっと公開します。(一部、伏字にしたりしています。)

NuBoard_FineMarkerEdition_11.JPG

縦長に書き始めてから、マインドマップで取ろうと思って、横長にしたところ。

NuBoard_FineMarkerEdition_12.JPG

かなり速記しても大丈夫。ペン先の走りがいいのは、ホワイトボードならでは。

紙面の中ごろに、べたっとしているところがありますが、これは、書き間違えたのですぐに消したらこうなりました。乾く前に消すとこうなるようです。この後は、消さずに、書き損じはガシャガシャッと書いておくことにしました。速記メモなので、乾くのを待って消すわけにはゆかないため。

NuBoard_FineMarkerEdition_13.JPG

このページは縦書きにしたところ。これも書きやすい。幅がない分、心理的な圧力からか、文字が幾分小さめになった気がします。

私は紙面を左手で押さえて書くので、この向きで速記メモをするのは、ちょっと(押さえるところが少なくなって)使いにくかったです。縦長なのは、ゆっくりかける時とか、Todoメモを書くときに、いいかと思います。(それと、マインドマップ系の言葉なのですが、創造的な思考状態は紙面を横長にして。という方針があります。アイデアをつらつらと書くときも横長がいいでしょうね。)

NuBoard_FineMarkerEdition_14.JPG

最後のメモ。

これらの写真は、ホテルに帰ってからデジカメで取りました。私の場合は、打ち合わせメモや、何らかのメモは、電子かできてしまえばその原紙は廃棄してしまうのですが、旅先だと守秘要素のある打ち合わせの後、ノートを電子化して捨てるのもまずそうなので、旅の間中ずっともっています。なので、電子化のメリットがないので、電子化せずに紙のまま扱っているのですが、このメモパッドなら、一日の終わりに、撮影して消せば、この辺も解消できそうです。

ちなみに、4枚(8面)中、2枚がいっぱいになりました。一日のメモ量としては、8面が上限と言うのは、なかなかいい感じだとおもいます。

このペンがこすれに強い、という点がまた、ポイントが高いです。外でメモをして帰ってくると、普通のマーカーだと紙面同士がこすれてかなり情報がロスし始めているのですが、このパッドに書いたことはほとんど損失がありません。わずかに消えているところがありましたがそれは、後ろのほうの紙面を書いているときに手で押さえてこすれたから、のようです。ですが、それでもわずかにしか消えていません。上記の4枚は、宿に帰ってからの撮影ですがほとんどかすれがないことがわかるかと思います。

欧文印刷さんの汲田さん、という、洒脱なひげのおじさまがこの製品を作っています。アイデア帳を時々拝見するのですが、興味深いメモがいっぱいあります。そういうご自身でも、アイデアやクラフトに造詣が深いからこそ、使い勝手の良い製品へと舵を切って新製品を作っていかれているのが良く分かります。



このノートパッド&ファインマーカーをもって旅仕事に行く、というのは、私のほかにはあまり無いニーズ化と思いますが、レジ横とかにちょっとしたメモパッドがいつもあるとか、ブギーボードがちょっとおいてあると便利、と言った場所には、これはそのままぴったり行くでしょう。

でも紙でいいじゃないの?と自分に問いかけてみると、一番心に浮かぶのは、「ホワイトボードのつるるっとすべるペン先の軽さ」「くっきりかけるのに、書いたことがすぐにけせて確定感が無い、という、ホワイトボードと特有の「仮置きテイスト」があること」が、この道具がノートに勝る部分でしょう。劣る部分もきちんと書けば、消せば消しカスがわずかに出る(でも細いので極微量)、という点です。インク系のペンはアルコールくささが気になって新幹線とかでは使いにくい、というというのがありますが、これにはそれがありません。後は、一見ホワイトボードノート&ペンには見えないので、使う場所に制限が少ない、という点も良い点かもしれません。

ということで、このファインな先端のペンさえたくさん持っていれば、ノートよりタブレットよりも、何かを書き付ける楽しさを、かもしてくれる、そんな文具だと思います。

最後に。

このペン先で筆圧高くかくとどうなるか。ペン先がつぶれるのか?答えはNoです。ペン先は結構細いまま維持できます。ただ、紙面のほうが、へこみます。書いたことがへこみで残りますので、これは、何十回と使っていくうちに、今日のレビューとはまた違った「損耗した後の道具の姿」が見えるかもしれません。いまのところ、上書きしていて、凹みが気になることはありません。

(追記:ちなみに、この速記メモを書いているときに、ふと、別のアイデアが浮かんで、メモカードにさっとメモを書きました。このペンで。すると、思いのほか、普通のペンのように、うまくかけました。ホワイトボードマーカーで紙に文字を書くと、食いつくような感触と妙な出すぎとかすれがおこり、かき心地が悪いものです、しかしこのファインマーカーは、普通の水性ペンのように、ささっとかけました。)
posted by 石井力重 at 22:37 | 道具考/ALL



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