2024年10月23日

発想の回廊を探す旅

(日本創造学会の)理事の石井力重です。「石井さん、各地をふらふらしてますよね、どんな仕事なんですか?」とよく聞かれます。私はアイデアプラントの代表として、各地の企業さんの創造支援をしながら旅仕事をしているのですが、その旅の中で、まるで「発想の回廊」を探しているような心持ちになることがあります。今回はその「発想の回廊」について少しお話しさせてください。


昔、ある人が酒席でこんな話をしてくれました。「『発想の回廊』という場所があるらしい。そこを歩いて巡ると、アイデアが湧いてくる回廊だそうだ。」

彼は、生態信号を利用して植物にSNSの文章を書かせるなど、才気あふれる人物です。その言葉に私は強く惹かれ、すぐに調べてみたのですが、どれだけ探してもそれらしい情報は見つかりませんでした。

数年後、再び彼に会いその話題を持ち出すと、彼自身は「発想の回廊」という単語も、それを私に話してくれたこともすっかり忘れていたのです。こうして出典の辿れないコンセプトだけが、まるで幻のように宙に浮いたまま残されました。


それでも私は、この「発想の回廊」という考えに強く魅了され、「発想の回廊を探す旅」が私の旅仕事のサブテーマの一つになっています。「具体的な情報もないのに?」と思われるかもしれません。確かにそうです。
しかし、私は、人それぞれにとっての「発想の回廊」があるのではないかと考えています。例えば、「哲学の道」はある哲人にとってはそのような場所だったでしょうし、ある人は「川崎駅のある階段をダッシュで上り、隣のホームへ下ると、ふっとアイデアが湧く」と言います。


そこで提案です。旅雑誌のようなことを言い出しますが、あなたにとっての「発想の回廊」を探す旅に出てみませんか?「移動する距離と発想の量は比例する」とは、古今東西、多くの人々が述べてきました。


しかし、旅に出るきっかけがないとなかなか行動に移せないものです。そこで、出張があった際には、その場所から電車一本で行け、観光情報がほとんどない町を探してみるのはいかがでしょう?駅を出る。予想通り何もない。「観光に来たの?」と不思議な顔をされる。路地に入る。無名の記念館に足を踏み入れてみる。町外れまで歩いてみると、都会では見られない「町の終わりの先にある風景」が広がっている。

回廊という形をしていなくても、あなたにとっての「発想の回廊」的な場所が見つかるかもしれません。


少し抽象的すぎるので、私が旅の中で「ここを見た人が『発想の回廊』だと感じたのではないだろうか」と直感した場所をいくつか挙げておきます。


  • 永平寺(福井県)

  • 大石林山(沖縄県)

  • 養老天命反転地(岐阜県)

  • 室生山上公園芸術の森(奈良県)

  • 常滑やきもの散歩道(愛知県)

  • 清澄庭園(東京都)

  • 大塚国際美術館(徳島県)


これらの場所の魅力をあまり説明すると、本の結末を明かすようなものになるので控えますが、少なくとも私にとっては、アイデアに行き詰まった時にふらりと訪れたくなる場所です。


「発想の回廊って、もしかして...」と感じた場所やアイデアがある方は、ぜひ教えてください。もし「全国発想の回廊マップ」ができたら、きっと面白いものになるでしょう。次の旅では、あなた自身の「発想の回廊」を探しに出かけてみてください。新たなアイデアが、きっと湧いてくるはずです。


本原稿は、日本創造学会のニューズレターに寄稿した原稿を一部修正したものです。
掲載紙:Japan Creativity Society(日本創造学会)NEWSLETTER 2024.10.18 No3

日本創造学会ニューズレター「発想の回廊」.png


posted by 石井力重 at 11:20 | 旅先にて

2017年03月30日

アイデアプラントの海外渡航の期間に入ります(3月27日〜4月11日)

アイデアプラントの海外渡航の期間に入りました。
今回の渡航先は、オーストラリアです。
このブログは、タスマニア州のホバートという街で書いています。

メルボルンの上空から.jpg
写真は、オーストラリア第二の規模の都市、メルボルンです。

街を流れる川(ヤラ川)と、中心街(もやにけぶる奥の高層ビル群)がちょうど見えました。(乗り継ぎで空港に降りただけで、このブログの時点では、まだメルボルンの街には、いっていません。)

今回は、多分、過去の渡航の中でも最長となる半月(16日間)の渡航期間です。
巡る都市は、5つ。順に、

〇ホバート(タスマニア、といったほうが分かりやすいですが)
〇メルボルン
〇アデレード
〇シドニー(第一の規模の都市)
〇ブリスベン(第三の規模の都市)

ちなみに、典型的な間違いである「オーストラリアの首都は?えーと、シドニーだっけ?」というあれを私も、旅程をまじめに検討するまで持っていました。

首都はキャンベラ。メルボルンとシドニーの中間ぐらいにある、首都のための土地、といったところです。
経済的に一番のシドニー。
文化やクリエイティブのオフィスの多いメルボルン。
その中間に、首都だけのエリアがある、という体です。
なので、今回は、初の「首都に寄らない渡航」となりました。

アイデアの仕事には、常に新しいインプットを大量に浴びることが大事で、時間がない中でも無理くり日程をつくって渡航をしています。楽しく体験をしていくことが、この期間の仕事ですので、SNS上、遊んでばかりいるように見えるかもしれませんが、大事な仕事中だととらえて生暖かく見守っていただけましたらば幸いです。

また、渡航先の都市で、いい情報あるので教えてあげても良い、という方がいらしたらぜひ、フェイスブックやGmailまで情報をお寄せください。

普段からお付き合いしている皆まさに、帰国して、より良いアイデアワークを提供できるよう、今回も全力でいろんなものを吸収してきます。



<<いつものお詫び>>

普段から、レスポンスの遅い石井ですが、渡航中は、知識と感性の仕入れ、市場可能性の調査、語学の習熟、に努めていて、レスポンスが著しく低下します。ご連絡をいただている皆様にはご迷惑をおかけしております。
急ぐものを夜に2時間ほどやって、倒れるように寝ているので、大半のメールが、なかなか返信の順番にならないでいて、帰国後に大量返信する、というのが常でして。。

ですが、お急ぎの件については、緊急対応していきますので、ご連絡ください。


posted by 石井力重 at 03:00 | 旅先にて

2017年02月04日

海外サービスの日本語画面で、国選択のプルダウンメニューで”日本”が見つからない時のメモ

外国のサイトで手配をする時、言語の日本語設定ができる場合に限って、迷うことがあります。
それを、忘備録的にメモを。

本格的な日本語のためのサイトだとプルダウンメニューの頭に”日本”があるか、あるいは終わりの方に漢字表記の国が4個ぐらいあってそこに、日本、がでてきます。
でも、単に日本語にしただけの場合は、日本の位置はそうではありません。
(普通はそのほうが作り手は楽でしょうからそれでいいとおもいますが)

それで、長いプルダウンのリストを、気ぜわしいなかで見ていくと、上下にスクロールをしてみて、「あれ?見つからない」と。

で、いきなり力技の解決策ですが、大体場所は、プルダウンメニューの真ん中よりちょい上、にあります。

nihon_no_ichi.png

それを知っていれば十分、すぐに探せます。


以下は、余談をダラダラと書きます。
なぜ、探しにくいのかを、自己観察してみました。

◎国名をカタカナ表記すると、頭が自動処理的に、アイウエオ順を期待して読んでしまう。
(よほどの日本対応でないかぎり、アルファベット順であるのに)

◎「アルファベット順だから、H,I,J,K,のはずで、、、、Iは、イタリアとかイギリスか。いや、イギリスはBだろ、いやGか?まあ、いいや。Jの国を探そう、じぇいじぇい・・・」と見ていきます。

◎何度も見ると、「イタリア」、、、「ジャマイカ」、、、の文字があって、発見できる。
でも、プルダウンメニューを下からジェイを探して上がってくる時には、「ヨルダン」の上に「日本」があります。
「よ、、、、Yo?、、、いや、そうか、ジョルダンだ。Jだ。」

これらは、メニュがー英語のスペルの場合には起こりにくいマイクロスリップです。
スペルが。Japan、なので、Jamaica、とか、Jordan、が並んでいて、すぐ見つかります。


この探しにくさは「机に座ってしっかり落ち着いて予約している」場面では、20秒ぐらいのもので、気にも留めないのですが、渡航中、なんとか見つけたWi−Fiで、体はくたくたで、ネットも遅くて、次の行動も迫っていて、周りは気ぜわしくて、、、なんていう時には、結構ストレスです。

そういう時に、力技ですが覚えておくと便利なので、メモしておきました。

国名を選ぶとき、「日本」は、冒頭か終わりをさっと見て、そこにもなければ、プルダウンメニューの「ほぼ真ん中から、少し上あたり」を探す。

(こういうのは、3度、自分が、つまずいたら書き留めてみています。)

posted by 石井力重 at 14:27 | 旅先にて

2016年11月25日

感性の仕入れ。フライボードに乗りました。

発想系の仕事には、日々常に大量のインプットを得ること、新鮮な体験をしにいくことも、とても重要です。日々の良質のインプットは、クライアントワークやアイデアワークショップで、新しいアイデアの材料として使われていきます。

そんなわけで、アイデアプラントの旅仕事や海外渡航では、時間のない中で、ある意味歯を食いしばってでも、新しいことを体験し、面白いものを見て、珍しいものを口にする、ということを、やるのだ、と決めています。

フェイスブック上では、あちこちで余暇を楽しんでいるようにみえるかもしれませんが、楽しむことが大事なので実際楽しんでいますが、その時間、ホテルの部屋で休息をとったり執筆や制作の時間にあてることをしたいなぁと思う気持ちが大きい時でさえ、今しかできない、ここでしか体験できない、というものがあれば、後の自分の時間がきつくなるのを覚悟してエイッと、予約の電話をいれたり、タクシーに飛び乗り目的に向かったりしています。

さて、長たらしいエクスキューズを書きましたが、今回は、学会発表で滞在した街、名護市(那覇から北へバスで1時間ほど行った都市)で、学会発表準備の合間を縫って、マリンアクティビティーの一つ、フライボードという乗り物(?)を体験してきました。

時々テレビで見る、ひとが足元から出るジェット水流で水面上を滑走しているあれです。

名護市街を海沿いに少し北に進んだところにあるリゾネックスというホテルの中のX-tripさんで体験してきました。

まず、全身ウエットスーツ、更に救命胴衣、ヘルメットを着け、浮く状態の装備をみにつけます。
次に、水面に浮いた状態で足にスキー靴のような用具を履きます。
二つの靴の真中に消防署のホールみたいなものがつながっていて、それから流れてきた水が足の裏から吹き出るようになっています。

Flyboard_01_junbi.jpg

浅瀬でインストラーからレクチャーを受け、さっそく広いところへ移動します。
マリンジェットの吐出水流は、フライボードのホースにつながっているので、推力がありません。なのでフライボードからの吐出推力を使って、マリンジェットを沖の広いエリアまでえい航していきます。

Flyboard_02_eikou.jpg

水上への浮上の仕方、立ち方は、独特の操作感です。腹這いになり足を曲げ、エビみたいになります。
吐出水圧で足が水面下にもぐります。そこまで来たら足を延ばし、後は、水圧で押し上げられるのを待ちます。
(この作業が素人でも比較的うまくいくのは、マリンジェットのスロットルワークを担っているインストラクターの技量だろうとおもいます。)

そうして、足の下で、どどどっという水流がフライボードの下から出るのにまかせていると、体が浮きます。

Flyboard_03_fujou.jpg

この時は浮けたものの姿勢制御がわからないので、後傾になる自分をリカバリーしようとして腕が上がっていました。ほどなくして転びます。

さて、そんなことをしているうちに、5~10分経つと、急に乗れるようになります。


10秒ぐらいのれます。で、何かの拍子に姿勢が崩れるのを回復する方法が分からず水面に落ちます。

何度かやっているうちに、姿勢を立て直すコツを、ずっと教えてくれているのですが、それがわかり、足首を立て直すことで、長く乗れるようになってきます。


フライボードの挙動特性は、ちょうどセグウェイの逆で、ボードが傾くと、その方向にますます傾こうとします。
そのボードを水平に戻すことを足首で行なわないと、重心が推力でリカバーできる外に移動してしまい転びます。
ビデオでは、それを腕を振ることで、保とうとしています。本当はそれではだめで、ボードが後方に吐出しているのであれば、足首の力でボードを垂直にもどすか、少し前ぎみにふります。ボードが前面に吐出しているのであれば(私は、そうなりがちでした)、足首の力でボードをやや後方吐出になるようにして、バランスを取ります。

なお、最後に飛ぶように転ぶのは、私だけの癖かもしれません。若いころに柔道をやっていたので、叩きつけられる時には、無意識にその面を腕全体でたたいて、受け身を取ろうとしてしまいます。

そうこうしているうちに、安定して長く乗れるようになりました。


こうなってくると、割と余裕で、遠くの沖縄の海と島々を眺めている余裕が出てきます。さらにスロットルワークで、一度水面に降りてからまたあがる、というバランスを崩しやすい動作も織り交ぜて、姿勢制御の妙を学んでいきます。

長く乗れるようになると、足の力を入れる必要が全くない乗り物だ、という初めのインストラクターさんのコトバよく分かるようになります。ひざが曲がっていると姿勢制御が格段に難しくなるので、棒立ちになって乗ります。この辺が、タイヤのついている乗り物やスキーのようなひざ吸収のスポーツと違うところだと思いました。路面からの突き上げインパクトがないので棒立ちになっていても関節を痛めることがありません。

私は股関節を痛めているので、その辺が心配だったのですが、やりきってみて、全く問題ありませんでした。

なお、後半側は、足の筋力が保てなくなって、だんだんと上達曲線が上がる一方で、力みがへるので、そのいい所にくると、こんな風に乗れるのかもしれません。この後は何度か飛びましたが、脚力が尽きていて、転ぶことが増えていきました。

インストラクターさんのスロットルワークが挙動の大きな要素をしめているので、彼らが信頼できることは大事なのですが、その点では、とても二重丸の兄さんたちでした。たぶん、女性にとっては楽しい会話も楽しめるでしょうし、僕のような中年男性にも端的に丁寧におしえてくれます。また、落下した時に、マリンジェットにぶつかる可能性もあるスポーツで落ちた後の安全管理もかなりしっかりしてくれていました。

11月上旬で、沖縄の遊泳期間はすでに終了している24度ぐらいの冷たい水でしたが、フルのウエットスーツをきていれば常に体には温かいお湯がある状態で快適です。

コスト的には、インストラクションとウエットスーツレンタルと撮影一式で1万円、ウエットも撮影も要らない、という人ならば、7500円で30分体験できます。

私(43歳)のプロファイルとしては、同世代の平均的な体力です。(脚力はやや鍛え目で、バイクやセグウェイなどいろんな乗り物の体験は幾分多いほうかとおもいますが、運動神経は若いころから人並み、という感じです。)そんなプロファイルの私ですが、先のビデオにあるような感じまで乗れるようになりました。インストラクターさんいわく、上達度としては、だいたいこれが平均かすこし良いぐらいの上達度だそうです。

以上です。

こんな感じに、旅先でまた一つ、感性の仕入れをしてきました。

(学会発表二件のスライドを作るために名護に前日入りしたのですが、一つ目の発表を完成したところで、この体験に行き、この後、宿に帰って、海で遊んだあとの独特の疲労感と闘いながら、二つ目の発表スライドを作ったのでした。)
posted by 石井力重 at 21:06 | 旅先にて

2016年05月24日

渡航10日間、機内持ちこみの鞄1つでゆく(ものの重さリスト)

アイデアプラントとしては毎年続けている初夏の海外渡航が始まります。いくつかの目的があります。サブの目的の一つに「機内持ち込みできるキャリーバッグ1つで、10日間行く」というチャレンジがあります。

2015年は、デジカメや予備の上着など、重たい荷物を身に着けることで、飛行場のチェックインの重量制限8kgを辛くもクリアして回りました。これはやっぱり面倒で、セキュリティーコントロールを通る時に、服からばらばらとガジェットが出てくるのもちょっとカッコ悪いし、なにより飛行機に乗る日に荷造りにあれこれ考える手間がかかります。

今年は、WindowsのタブレットPC+キーボード、という構成をやめ、スティックPCに変えました。そのことが大きく効いて、今年は、普通に服を来て、ポケットにスマホとデジカメを入れていれば、総重量7.08kg、という線にできました。 (他には、こまごまとした軽量化はしていますが、それで削れたのはたぶん200グラム前後です。)

この7kgの荷物だと、仮に、ポケットの中の重量物、つまり、スマホ、デジカメ、それから上着、を全部かばんに詰めたとしたら8キロに迫るぎりぎりの重さですが、それでも何とか行けます。

私の「面倒くさいことは全然やる気がしないし、手につかない」という気質と矛盾するのですが、「すべての道具を0.1g単位で計測して、鞄総重量を計算する」ということをして、荷物パッキングの戦略を立てています。


昨年も、こういうことをして渡航先を回りました。

こうしておくと、「現地で手に入れたこれ、何グラムぐらいだろう。ちりも積もって8kg越えしないかな」という時に便利です。
色んな物体の重さが細かくわかるので手に入れたものと大体同じ重さのものをものをもってみれば重さが結構わかります。同じようなビニール袋に入れて振ってみると、空気抵抗をさほどなく結構あたります。

ちなみに、今年は、大物(PCあたり)を削ったので、来年の初夏の渡航で今回の7kgという壁を切るとしたら、もう衣類を減らすしかないかなぁと感じます。今でも3日分(うち、一日分は着ている分)というバックパッカー水準の少ない衣類なのですが、これでも衣類の総重量は2kgを超えます。

後は、スーツケースが3kg弱です。腰が悪いので長い時間もちたくないのでスーツケースにしていますが、たとえば、風呂敷(400gぐらい)にきりかえれば、それだけで2.5kgぐらいの軽量化は図れます。

(スーツケースが3kgあるので、今回の旅荷物7kgというのは、中身4kg、ということで、風呂敷とか超軽量リュックであれば、背負えなくもないのですが。)

4kgを背負うなら、体重を4kgぐらい絞ってから出ないと、足や腰に悪いので、次の年は、ダイエットも込みの渡航荷物軽量チャレンジになるのかもしれません。

・・・

以上、私のちょっと変わった「全部のアイテムの重さを量って管理する」という嗜好のことを、戯れに書いてみました。

追記:

ちなみに、一度の旅で消耗していく前提で、一つのアイテムに複数の役割を持たせています。
例えば、「毛抜き」。これは実際には「とげぬき」につかったり、マイナスドライバーの代わりにしたり、商品タグのプラをねじ切ったり、何かをクリップするために使ったりします。実際は毛抜きで毛を抜くことなんてほとんどないのですが、多目的用途に対して最もしつらえのいいのが毛抜きだったりして、これを持っています。

それから、スティックPCは専用の電源ケーブルが付属していたのですがその150gを削りたく、なんとか、スティックPCの可動電力を発揮できるUSB充電器を手に入れ検証し、検証して使っています。

と、こんな風に、旅の中でいくつかのことにトライしながら、それもアイデアの素養としてみています。

posted by 石井力重 at 01:10 | 旅先にて

2016年05月17日

現地のWEBサイトで、フィヨルド・ツアーの手配をしてみました。

今月、ノルウェーに行く際に、フィヨルドも見ておきたいと思い、現地のことを調べていて、予約してみました。

ベルゲン(ノルウェーの都市)からフィヨルドまで行って戻ってくる日帰り周遊です。

予約はこのサイトから

予約が面倒そうだな、と思ってずるずる先延ばししていたのですが、渡航が近づき、ちゃんと見てみたら簡単でした。
忘備録としてメモしておきます。

(画面遷移の順や項目は、記憶の中の曖昧さを含み記します)

  • 最後の画面で、言語を選択。たしか、ヨーロッパ言語の他に英語しかないので、英語を選択。
  • プライスは、NOK(現地通貨=ノルウェークローナ)、€、$から選択。1NOK≒13円(現時点)とわかっているのでNOKを選択。
  • 画面の中に、Bookingの文字を探して、ページを進める。
  • 日帰りか泊まりか、片道(ベルゲン〜オスロ)か周遊(同じ街に戻るか)とかを選択、
  • 日程を選び、ツアーを選ぶ。
    (日程によって選べるプランがちょっと変わる感じ。もしかしたら値段も。)
    (ツアーの内容は地図とスケジュールで見られる。でも、あらかじめ日本語の旅情報サイトでだいたいどんなルートがあるかを調べて、腹を決めておき、ここはすんなり選択。)
  • 住所を入力。
  • チケット受け取り方を選択(有料で郵送か、(たぶん無料の)ベルゲン駅での受け取り)
  • イーペイメント的なページに飛んでクレジットカードで支払い。(1320NK、たぶん、1.7万円ぐらい)
    (クレジットカードの支払いの際には、そのページの確かさを、PCのセキュリティーソフトのNortonの判定などをしばししらべてから。Safe、と出たので入力。)
  • フィヨルドパスという項目に名前を入力。
    (そうすると、フィヨルドパス・ディスカウントカード2016、が電子的に発行された。レンタカーとかボートのディスカウントらしい。それは僕には不要だれど。)
  • 手配「申し込み」が完了。3営業日以内にチケット予約が完了する、とのこと。
    (一応、最後の同意ボタンのあたりにある、タームアンドコンディション(取引条件)をざっと読んで。適切な内容なので、もちろんOK)


なお、キャンセルが出来るチケットオプションもあるが、4000円ぐらいになるので、これは、選ばず。


英語が堪能でなくても、こんな感じで手配できました。

雰囲気としては、英語で飛行機予約をすることとそんなに変わらず。ただ違うのは、飛行機は発着地点と日程ぐらいしかないのに、ツアーは手配内容にもうすこし選択の余地がある、という点。それでも、日本語であらかた情報を調べておけば、「はい、はい、それね」という感じに。


余談:

昨年、Gotland島(魔女の宅急便の舞台の島、世界遺産。スウェーデン)へ渡った時も、現地のサイトで予約をしました。
たしか、Visitgotlandという感じのURLの。ストックホルムの中央駅から、長距離バス+フェリーをセットで。
これも最初は、自分でできるのかな、ちょっと面倒かな、と思ったのですが、すんなりできました。

私の英語力の客観数字は、(18年前の)25歳ごろのTOEICが400〜500点台というところで、まあ寂しい限りの語学力だよね、という感じです。(18年の間に、英語を聞き続けるという努力はしていますが、たぶん、TOEIC受けても、当時と同じ点数ぐらいだろうと思います。乗り遅れそうですごくプレッシャーがかかったり、お酒を軽く飲んだりすると、言いたいことが英語が出てきますが、普段は全然。)


以上、フィヨルドツアーの手配してみる作業の雰囲気を記してみました。

ちなみに、日本の旅行会社で専門的なところでも購入ができます。

そのイメージとしては、
・現地の値段の15〜20%ぐらい
・手配手数料に数千円の下の方
・手配後の日程変更は、個人で直接と現地とするべし

という感じ。
日本の老舗の会社は手配とかが手堅いので、それを利用するのもありかと思います。
posted by 石井力重 at 02:03 | 旅先にて

2012年07月09日

浅草橋から自転車で、あの塔へ行く

2012_Trip_days_in_Japan.jpg

私の仕事は、アイデア創出の支援、という変わった仕事で、業種も地域も実に多様な人々(企業)と仕事をします。そのため、全国を旅しながら仕事をしています。東京と京都など、地方ごとの中央都市での滞在時間が長くそれぞれの街に気に入った宿があります。

東京では、長い滞在の場合は、浅草橋にあるマイステイズインにほぼ100%泊まっています。もはや東京の書斎でもあり、友人たちとも最近は浅草橋で飲みに行ったりして、東京に移動するぞという時には、電話して予約を入れています(私が電話でホテルの予約を入れるのはとても珍しいことで、ここはそれだけなんというか、対応がいいんです)。

さて、浅草橋に滞在しているといつも窓から、スカイツリーが見えます。晴れの日はくっきりと。雨の日は先端が煙ってそれはそれでまたいい感じです。

最近、ホテルに有料自転車があることに気が付いて、夕方から二時間ほど借りて、スカイツリー(名前が思い出せずに「あの塔」と私はよんだりしています)まで、行ってみました。夏の夕暮れの東京の下町を自転車で走るというのはなかなか、気持ちいい体験でした。

途中、何度も止まっては、あの塔をiPadで写真を撮りました。素人の写真なので画質も構図もどうとっていいのかよくわかりませんが、ちょっと紹介してみます。


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posted by 石井力重 at 00:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて

2010年12月07日

京都、源光庵。「悟りの窓」と「迷いの窓」

京都の千本通りを北へ北へ行くと一条よりもう少し北のあたりの斜面を上がりながら歩くと、源光庵(げんこうあん)があります。続きを読む
posted by 石井力重 at 22:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて



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