ダイヤモンド社 THE BOOKSの『#AIを使って考えるための全技術』著者講義の後編です。
板書で話します、AI講義なのに。
チームでAI使いたいが「AIは面倒くさいよ」というムードには「写真」からアイデアをーー他4技法。
先日の #Schoo の講義の補講としてもぜひご覧ください。(60分で紹介しきれなかったけど紹介したかった技法いっぱいあります。)
ダイヤモンド社 THE BOOKSの『#AIを使って考えるための全技術』著者講義の後編です。
板書で話します、AI講義なのに。
チームでAI使いたいが「AIは面倒くさいよ」というムードには「写真」からアイデアをーー他4技法。
先日の #Schoo の講義の補講としてもぜひご覧ください。(60分で紹介しきれなかったけど紹介したかった技法いっぱいあります。)
本日、拙著『AIを使って考えるための全技術』の4度目の重版が決定いたしました。おかげさまで累計5万部を突破することができました。
最近では、那覇の書店さんの売り上げ上位ランキングのツイートにも本書が登場するなど、日本全国の書店で多くの方に手に取っていただいているのを実感しています。
この結果は、読者の皆さま、そして本書を読んでお勧めくださる方々のおかげです。5刷という事態になることは、正直驚いています。
この励ましを胸に、創造性とAIについての研究を愚直に続けてまいります。いただく印税は、こうした研究活動の貴重な原資として大切に活用させていただきます。
お力添えをいただいているすべての方々に、心より御礼を申し上げます。
8月22日、52歳になりました。
私は年に二度、展望をまとめます。元旦は事業、誕生日は個人。この投稿は「一年後の自分」一人に宛てた文章です。それでも毎年、公開の場に置いておきます。公開することが何をもたらすかはまだ定かでなくとも、痕跡として残す価値はあると思うからです。
6月にダイヤモンド社から『AIを使って考えるための全技術』を刊行。3度の重版を経て、累計4万部(現時点)。ありがたい追い風のなか、取材や講演の依頼が相次ぎ、現業と新規対応で日々は加速しています。
さてこういう追い風の時に、私が大事にしている考えがあります。
「追い風にあおられず、向かい風に歩を止めず」
かつての経営戦略の講義で聞いた話が忘れられません。
「向かい風で仕事が減っても会社は簡単には倒れない。やりくりの余地がある。だが追い風が吹くと、希少な機会に惹かれて大きな帆を張る。やがて風が常態に戻ると、その帆は重荷となり、自走できなくなる――会社は追い風の時にこける」(石井の意訳です)
ここに、いまの自分の実感を一つ足します。追い風が自分の推進力を大きく上回るとき、「損得」は舵取りの指針として役に立ちにくい。
通常よりはるかに速い速度域では、目先の損益は容易にプラスとマイナスが入れ替わり、予測指標としてのノイズが大きくなるからです。
では、目の前の依頼を手当たり次第に受ければいいのか。――それは舵を投げ出すことです。
こういう局面では、「はるか先にある、決して到達しえない理想の地点=北極星」を進路の基準にします。報酬の多寡や機会の珍しさで決めるのは損得の舵。そうではなく、人生の射程を超えてなお輝く方角に合わせる。
もちろん、北極星と一致しない進路がすべて悪いわけではありません。航海なら、岩礁帯を避けるために一時的に90度進路を変えることもある。要は海図(構想)を手元から離さず、折に触れて北極星へ舵を戻すこと。
追い風のときに忘れたくないもう一つのものが、禅の言葉「全機現(ぜんきげん)」です。持てる力を余さず現す、という意。ある年の学会発表でこの言葉に出会って以来、語彙に加わりました。
創造性の観点で言うと全機現はとても良い概念です。能力が全開のとき、人はおそらく幸福やフローやゾーンの周辺にいる。
私は経営者としては慎重で、風が強いほど守りに入りがちです。講義で得たブレーキは有効ですが、効きすぎると縮こまる。だからこそ、一つひとつの依頼に「全機現」で臨む。取材も講演も、可能な限り、いま持つ力を注ぎ込む。
進む方角は北極星で定める。日々の仕事は全機現でやり切る。
この二つが、いまの自分に必要な一年展望だと感じています。
そんな一年にしていきます。さて一年後の私は、この展望をどうみるでしょうかね。
一年後の読者たる自分が去年の展望をどう思っているか、本当に蛇足なんですが最後に振り返ってみます。
リタイアする日の自分が褒める仕事、
創業した日の自分が憧れる仕事。
そういう仕事をしたい。ーー51歳の展望
さて、、、。心に正直に聞いてみます。
書籍は累計4万部。多くの人の創造的思考に役に立てたことは多分、75歳ぐらいでリタイアする石井翁は「ふむ、、、頑張ったな」と言ってくれそうです。あこがれの本『考具』の著者・加藤昌治さんと一緒に本を作った、しかも、ダイヤモンド社という最高峰の出版社で。これは、創業の日の自分にタイムマシンで伝えに行っても「ホントに??どういうルートで進めばそんなことになるの?」と戸惑っていそうですが、望外の喜びでしょう。
しかし、やれてないこともあります。「書籍以外は、どうなのか。」も、吟味してみます。
この一年間では学会賞(研究大会の発表賞:ポスター発表部門)をいただきました。変な動きが想像性を引き出す『Imagine Card』。(AI時代にまったく逆の、身体を動かすアプローチの創造性促進ツールです)
→これは、創業期石井からも石井翁からも、+++
デジタル推進委員会が立ち上がり、初代の委員長を拝命しました。そして学会の歴史の中で始めてのブロード・リスニングを実施し、理事会内で報告をしました。
→これは、創業期石井からも石井翁からも、++
創造研修の依頼や、大学・高校からの創造性や探求授業の依頼に対しては、全力で準備運営してきました。
一方、新製品開発は、停滞しています。誕生の3歩手前ぐらいまで来ているのですが、そこから著しく速度低下。この点、二年間ずっと反省しています。
私の中では、「現業」「感性の仕入れ」が第一第二。第三枠が「執筆」「創造性の研究」「アイデアプラントの商品開発」なのですが、この枠の中を「執筆」がどどんと時間をとっていました。書籍を生み出すというのは途方もない労力。肩も目も髪も削りながらの二年間でした。
→これは、創業期石井からも石井翁からも、![]()
一緒に作っているビジネスパートナー、商品を待っている潜在的ユーザを考えると、商品開発を「後回し」にしている現状に甘んじていられません。志があるならば、やらなくちゃ。
8月26日(火)の夜、Schooさんの生放送で講義を行います。
Schoo さんで『AIを使って考えるための全技術』から、選りすぐりの2つの技法を使って、“化けるアイデア”の作り方をお届けします。
●日時:8月26日(火) 21:00〜22:00(生放送)
●テーマ:AIと考える『化けるアイデア』の創出法
●出演:石井力重 × 津田明日香 さん
●視聴:無料(Schoo会員登録でOK)
AIと一緒に発想すると、普段の自分の思考だけでは届かない場所まで、ひらめきが広がります。
当日は、コメントやアイデア投稿も大歓迎。
「ちょっと見てみようかな」という方も、「がっつり参加したい!」という方も、気軽に遊びに来てください。
視聴はこちら → Schoo講義ページ
「AIを使って考える」とは「こういうことか」がシンプルに体験できる一時間をお届けします。
NIKKEIリスキリング「書店員がおすすめ この夏、読んでおきたいビジネス書10冊・2025年版」にて、拙著『AIを使って考えるための全技術』を丸善日本橋店の石田健さんにご紹介いただきました。
(記事はこちら)
石田さん、ありがとうございます。「AIに考えてもらう」のではなく「AIを使って自分で考える」。まさに本書の芯にある思いを、丁寧に伝えてくださったこと、著者冥利につきます。
リストを眺めていて、思わず「ああ、この夏は読む本が増えてしまうな」と。どれも“フック”のあるタイトルばかり。
森岡毅さんの『心に折れない刀を持て』。実は森岡さん、私とほぼ同世代で(1歳違い)、今回の本の舞台となったジャングリアは沖縄本島の今帰仁村。
今帰仁村といえば、私も学会の現地調査でしばらく滞在していた、ご縁の深い土地です。あの土地の空気、歴史、人の熱量。そこを舞台に、どう夢を形にしていったのか。読み始める前から想像が膨らみます。
小島雄一郎さんの『「選べない」はなぜ起こる?』。
現代の「選択疲れ」を扱う本で、“なぜ人は迷うのか”“どうしたら選ばれるのか”を構造的に解きほぐしてくれるそう。アイデア創出の現場でも「選択肢が多すぎて、決めきれない」「良い案をどう選ぶか」という悩みは尽きません。マーケターやクリエイターの視点だけでなく、日常の暮らしの中でも、ふと立ち止まって考えたくなるテーマだと思います。
野村裕之さんの『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』。
実はこの本、私の『AIを使って考えるための全技術』を担当してくれた編集者の一穂さん(石井一穂さん)が編集された一冊。出版チーム内で「石井さん」だらけなので、下の名前「一穂さん」「力重さん」と呼び合っていまして、これが出版チームの創造的風土にプラスに影響した気がします。
さて、論理的思考、というテーマは個人的にも好きで、普段のアイデアワークにも通じるものがあります。一穂さんとの打ち合わせの折に、この本ものすごく売れていることをしり、ずっと手に取ろうと思いつつ、忙しさにかまけていました。
本を出したことで本を愛して心血そそぐ人たちの解像度がかなりあがりました。それは副作用としていい本にどんどん出会い「積読」エリアがぐんぐん増えることに。嬉しくも悩ましいです。
お盆で、少しゆとりが出る夏は、読書、いや”買書”のシーズン。海水浴や旅行に本を一冊持って行って1行も読まくてもいい。『退屈よ来い、ここに本があるぞ』という気持ちでいると、「時間を持て余しそうな選択肢も選びたくなる」って余裕が出ます。
改めて、記事を執筆された記者さん、書店員の皆さま、そして日々本を手に取ってくださる皆さまに、心からの感謝を申し上げます。
石井力重
8月1日、Amazon総合ランキングがさらに上がり、ついに「15位」になりました。いや、これは本当に……ま、ま、まじですか、とつぶやいていました。上位には、今話題の映画原作『国宝』や『万博ガイドブック』、さらには安宅さんの新刊『「風の谷」という希望』など、そうそうたる本が並んでいます。まさかその中に自分の本『AIを使って考えるための全技術』が、食い込むとは、夢にも思いませんでした。
「●●書店で平積みされてたよ」「研修で紹介したら、その場で何人か買ってたよ」――全国の知人から、こうしたDMが毎日届きます。どれも本当に嬉しくて、感激しながらお礼のメッセージを書いています。皆さんからの言葉が、大きな励みになっています。
そして、何よりも出版社には頭が下がる思いです。書籍づくりにかかった膨大なコストと手間――敏腕編集者さんは、なんと20か月も粘り強く伴走してくれました。表紙の箔押しやデザイン、ジャバラ式リスト、二色刷り(しかも特色!)、そして「これだけのボリュームなのに読みやすい」という高度な編集。紙の本として高品質なものに仕上げるため、見えないところで本当にたくさんの工夫と努力が重ねられていました。
あらためて、手に取ってくださった多くの皆様に、心から感謝しています。
いただく印税は、AI時代の創造力をさらに探求し、発展させていくための研究・開発の原資として、大切に使わせていただきます。
創造的な人や組織が次々と生まれる社会をつくりたい