2017年03月02日

AIと人間が同居する時代に、人間のする仕事は何か?

AIと人間が同居する時代に入ると、現在のメーカーやサービス企業は、クリエイティブ産業、という、とらまえ方をされる領域にシフトしてゆくでしょう。

繰り返せる行動をする部分は、横で見ているBuddy(各人の専属AIロボット)が二度目以降を引き継ぎます。一度目とは違う部分は何度か一緒にやって、対話型でその行動ロジックを教えるだけです。
現在でも社長は頭の切れる個人秘書がいて雑務から、高度な作業まで代わりにしてくれます。Buddyはその個人秘書がいる状態です。

そうして、短時間で済む作業や、頭を使わなくてもできる作業や、ロジカルな作業は、人の仕事ではなくなります。

殆どの社員は、”新しいこと”に”直面しつづける日々”を送るでしょう。
新しいこと、難しい問題、について、長い時間かけてじっくり深く考えることが仕事になります。

彼らは、創造的な思考力を使うことが仕事になります。
具体的には、以下の作業が人間の主な仕事になるでしょう。


1「洞察する力」

ユーザが望んでいることを深く見つめる

2「発想する力」

どういう状態が理想状態なのかを思い描く

3「描出する力」

コンセプトの本質を、言葉やデザイン(フォルム&プロセス)として記述する



※補足: “試作と改良”も大きな仕事として人の仕事範疇に残ります。

ただし現在とは「試作する」ことが意味する作業内容は大きく異なります。
作業を補助するスマート・ツール群が大幅に進化しています。現在でいう、試作部門のテクニシャンに相当するAIとロボットが存在している状態になっています。
人間のする仕事は、”機械に指示する”プロデューサー的な作業になります。
ロボットの出力する複数パターンのモックアップを使い込んでみて顧客の要求イメージに合うのはこれだ、という選定したり、仕上がったものを触ってみて、ここはこう手直しして、と作業ロボットにフィードバックすることが人間のする”改良”という仕事になります。

(ですので、試作と改良は、1、2、3の要素の複合的な作業であり、並列に列挙する形にはしていません。)



以上は、社会と技術の長期トレンドを踏まえた、私石井の未来洞察です。

クリエイティブ・ツールや創造研修を開発・展開するうえで、今後の社会がどうなっていくのかという未来洞察を、私自身が持っている必要があります。それを端的に明文化してみました。


アイデアプラントの代表、そして、大学などの非常勤講師として、そうした未来社会で、活躍している人材を育成することを通じて、企業や社会の長期的発展を、支援しよう、と考えています。

もちろん、その未来像を誰に押し付けるわけでなく、現在の各社・各大学の創造力育成のニーズをつぶさに応え、同時に長期的繁栄に向けた能力育成も、学びのエッセンスに配していこう、という姿勢でいます。

なお、上記は、Singularityよりも前の「弱いAI」の社会普及段階(今後30年)を想定して、綴っています。
さらにその次の時代に進む時には、AIは創造するのか、共感をできるのか、という問いが待っています。




 
AIと人間が同居する時代に、人間がする仕事.png


posted by 石井力重 at 16:53 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年03月01日

【ご案内】農業ビジネス勉強会+アイデアソン(3月3日、東京)

開催が明後日、という段階ですが、イベントの一般募集枠が公開されましたので、ご紹介します。


日時:2017年3月3日 19:00〜21:30

主旨と対象者:(主催者さんのサイトより、引用します)

”通信の新しい規格である5G。単に通信速度が速くなるだけでなく、あらゆるものがインターネットに接続されるIoTと相まって、世の中の仕組みが大きく変わる契機となります。
この5G時代の食品流通がどういう可能性を秘めているのか、アイデアソンで探ってみたいと思います。
ファシリテーターには、創造工学の専門家で、各種アイデア創出ツールの開発を手がけるアイデアプラント代表の石井力重氏を迎え、刺激的で濃密な120分の企画となっております

<対象の方>
・農業ビジネス、新しい食品流通に関して興味関心がある方
・新しい通信規格5Gを活用した今後のビジネス機会に興味がある方
・新しいサービスや企画に関するアイデアソンに興味関心がある方 ”

ideathon_ideaplant.png

対象者となる方の範疇の方で、かつ、この夜ちょうど開いてたので、ぱっとブレストでもするか、という方がいらしたら、ぜひご検討ください。

アイデアワークショップとしては、構成内容はかなりライトなワークデザインにしてありますので、お気軽にどうぞ。


2017年02月25日

【ご案内】アイデアモデリングコース(宮城、3月9日-10日)

東北や、日本各地で、アイデアの効いたモノづくりを取り組まれている方に向けて、宮城の公的機関の特別な講座をご案内します。(講座まで半月という短期の募集告知です。)

日時:2017年3月9日&10日 10:00〜17:00

   (最寄り駅:泉中央駅。そこからタクシーやバスで20〜30分。宮城大そば)

対象:宮城県内のモノづくりに取り組む方を想定対象者としていますが、全国各地の企業人や個人の方でももちろん参加できます。

費用:主催は、宮城県の公的機関(宮城県産業技術総合センター)ですが、二日間で3万円弱の費用はかかります。(その費用が非常にお得だったと思ってもらえる内容を提供します。)

内容:
一日目:3Dプリンターで作ってみたいものを、ブレスト手法やTRIZの簡単なメソッドを持ちいて各自、発想し、素描し、現場の造形機の見学ツアーもへて、ブラッシュアップをしていきます。
二日目:それを題材に、各自が、3DCADで、アイデアを出力可能なフォルムにしていきます。形にすることでより創造力が引き出されます。



Idea_Modeling_2017.png



(講座のベースである「みやぎデジタルエンジニアリングセンター」のWEBページはこちら )

この講座は、「アイデア創出だけで終わり」ではありません。それを、(造形機での出力が可能な)フォルム(のビジュアルデータ)にまで、していくことを、少人数でがっちりやっていく点に大きな特徴があります。

単に、3DCADの学習講座とも、アイデアだけで終わりの場でもありません。Imagine&Make、をセットでやります。モノを作る制約を一度は外して考えますが、最後は作れるものに収斂させていきますし、形にするためのツールを学ぶともっといろんな造形のアイデアが浮かびます。この考えると作るのサイクルのミニマムサイクルをこの講座では、実体験できます。

ご興味があればぜひ、ご検討ください。

なお、仙台市内の方であれば、二日間は自宅から通うと思いますが、開催場所は仙台市の最北端にありますので、交通機関での移動が大変だ、という方は、近くにあるロイヤルパークホテルに宿泊してもいいでしょう(センターまで徒歩1キロぐらい)、あるいは、仙台の中心地にホテルを取って夜は、東北の味を堪能する、というのもおススメです。(仙台市内からセンターまでは、朝1.5時間ぐらい見ておいた方がいいかもしれませんが。)

なお、この講座のオーガナイザーは、アイデアプラントのフラッグシップ製品である「ブレスター」(ブレストを自然と学ぶカードゲーム。受賞作品です。)の開発支援をしてくださった方で、コンセプトデザイン、フォルムデザイン、情報デザイン、いろんなデザインワークに長けた方ですので、彼に接する二日間であることも、大きな利点です。私にとっては、デザインの素養を育ててくれた先生(年齢は同じ年ですが)でもあります。

2017年02月20日

メンズクラブ編集長さんのブログ

普段はオープンなワークショップしか書いていませんが、今回は特例で、ちょっとだけ紹介を。

ハースト婦人画報社さんの雑誌の一つにメンズクラブがあります。
数ある男性ファッション雑誌の中でも伝統ある雑誌です。

編集長の戸賀さんは、紙面によく登場しますので、購読している人にはよく知られている編集長さんです。
その戸賀さんのブログで、1月20日のワークショップ(の休憩のシーン)がつづられています。

戸賀さんご本人は、雑誌紙面で拝見する以上に、佇まいに雰囲気のある魅力的な方でした。

各社のでのクリエイティブ・ワークショップをしている中で、同社でのワークショップはつよく印象にのこるものでした。

”良い戦略の条件とはそうだ、こういうものだった”と、はっきりと、思い出し直すような、そんな一日でした。

リーダたちが未来を洞察していく視力の強い人たちであり、出版界隈の大きな変化の時代の中で、大きく進化と発展を遂げていかれるでしょう。

posted by 石井力重 at 16:36 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年02月12日

アイデアWSデザイン講座の第三期を実施しました。

アイデアWSデザイン講座_三期.jpg

企業内のイノベーション担当者や、創造的な活動をされている個人に向けた講座(アイデアワークショップ・デザイン講座)を、千代田区の会場で実施しました。(2017年2月11日〜12日、千代田区)

IMG_7807.JPG


これは、アイデアをMappingしているところです。
こうして、タイムラプス動画で見てみると、良く動く人、どっしり構えている人、皆をリードしている人、など、場の印象をざっと把握することが出来ますね。


スライドを掲載します。

(受講者の皆さんへ:PDFファイルをご希望の方は、事務局のSさんまで、受講から三日以内にほしい旨を連絡してください。)

追記:

今回の参加者さんのお一人が、私の話(二日間、超びっちり話す)をその場で絵巻物に書き出してくださいました。

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大阪のHさん。

その書かれているものは、蛇腹式のホワイトボード、ジャバランです。欧文印刷さんの製品です。


さて、今回も日本各地からご参加いただき、皆さん、本当にありがとうございました。
今回の二日間が、皆さんの創造的努力や事業発展にほんの一助にでもなれていましたら、幸甚です。

posted by 石井力重 at 23:24 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年02月09日

重要なのはマイナスのものから利益を得ること

”人生で最も重要なことは、プラスのものをうまく使いこなすことではない。
それは馬鹿にでもできる。
本当に重要なのはマイナスのものから利益を得ることだ。
それには頭がいる。
それが知恵のある者と愚か者とを分ける。”

デール・カーネギー
『原題:How To Stop Worrying And Start Living(邦題:悩まずに進め)』

この文章のくだりでは、こんなことが語られています。

ある時、がらがら蛇ばかりの使いようのない土地を所有してしまった人がいた。がっかりするかわりに、そこを使って、ガラガラヘビ農場(養蛇場、という意味だと思われます)を始めます。
そして、ガラガラヘビが医薬品企業に売れていきます。ガラガラヘビから薬ができるため。
最終的にその街は、ガラガラヘビの有名な観光地になっていき、地名にもなった、と。

プラスを高度に使い事も大変すばらしいと思いますが、それはさておき、重要なのはマイナスのものから利益を得ること、と言い切るあたり、気持ちいいです。(補足:正確には、この文章自体は、カーネギーが別の同時代の作家の言葉の引用として、用いていますが。)

マイナスが多くて使いようのない土地、欠点が多くて使いにくい素材、マイナス的要素を多く持つ組織、そうしたものをカバーして消し去る、かわりに、それをそのまま活かしてしまうことを、発想の視点としては、大事にしたいなぁと、アイデアの側に立つ私も思うのです。

余談です)

旅仕事の始まる前、急な仕事の増加で深夜仕事をして、いま、上がる寸前にこのブログを更新しています。
仕事というのは平均的にあらわれず、突発的にピークを迎えることが年に何度かあります。
それを何とかしよう、というのが、カバーする考え方ですが、そのまま活かすことで何か利益を得ることができないか、利益といっても貨幣的なものだけでなく、そのほかの何か、、、例えば、『突発的に仕事のピークが出現した時の処方箋』をメモしておいて、ある程度たまったら、それを編集して、一つの本にしてみる、とか。あるいは、例えば、『忙しい時に限って湧く、発想』がありますが、それをメモしておいて、アイデアストックを充実させる、というももありそうです。

忙しくなくなるようにする、のではない。
忙しいままであることを受け止め、そこから何か有益なものを引き出すせるはずだ。
そんなことを考えつつ、今日は、帰路を行こうと思います。
posted by 石井力重 at 02:45 | 日記、価値観、仙台オススメ

2017年02月08日

「私にしかできないこと」に大量の時間を使う(タスク・プライオリティ)

2月の旅仕事のスケジュールは、旅立ちの目前になった今も、計画が揺れていて、先ほど、ようやく全行程が確定しました。

一年を通してみると、不定期に、仕事の立て込むタイミングはあります。
その時期は、忙しくなる時期の前に、急にやってきて、予想よりもずっと高いタスク・ピークを作るので、処理可能量を超えてしまうものです。

そういう時に、急ぐけれども丁寧に、行うように心がけています。

そして、自分しかできないことか?という問いを、トップ・プライオリティをつけるうえでの大きな評価軸にしています。

(事業の代表として、収益性=儲かるのか、という評価軸も、持っていますが、私のトップはそれではありません。)

アイデア創出のプロセスをデザインすること、創造的挑戦に関するコンサル(というと大げさですが、知見のシェア)、アイデアプラントの製品開発、といったあたりは、いつもトップ群としています。

もちろん、それ以前に、「今日行う講演、ファシリテーション」は、圧倒的な優先度です。

そういう、シンプルな判断基準でいます。

なので、処理しきれないタスクの下の方にずっと沈んでいる連絡も、あります。1.5か月後に返事をする、なんてざらであり、相手はとうに、他のことを考えているわけですが、石井にとっては「できる限り早く返す、その日が今日だった」という体で、まるでさっき来たメールに応えるように返信することもあります。

また、私でなくてもできることは、ほとんど、短くお返事しています。(余談です。:大抵は、他の人でも成り立つ登壇の依頼、数合わせの出席依頼です。中には社会貢献として場に出ることを要望されることもあります。私は社会貢献を重視しています。そして、一年間の中で決めた量のリソース(時間、資金)を、効果的に社会に提供しています。なので、提供するリソースが大きく生きる場合に厳選して、提供しています。それぐらい厳選しても足らない状況にはあります。)

そんな感じの意思決定をしています。

今、旅仕事の前、深夜まで書斎にこもっています。「私にしか」カテゴリーの依頼が複数来ていて、あれこれ、考えてはタイピングしています。それがまったく実りにならないこともありえるでしょうけれど、それは、いいのです。実るかどうか、は、トップ・プライオリティを選ぶうえでの第一の評価軸ではない、と、自分の道を行くときに決めています。

長期的に見て、自分の仕事の質や徐々に育つ才能を最大化するものは、「自分しかできないこと」プライオリティで日々を愚直に邁進することだ、と、思うのです。 

posted by 石井力重 at 23:15 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年02月04日

海外サービスの日本語画面で、国選択のプルダウンメニューで”日本”が見つからない時のメモ

外国のサイトで手配をする時、言語の日本語設定ができる場合に限って、迷うことがあります。
それを、忘備録的にメモを。

本格的な日本語のためのサイトだとプルダウンメニューの頭に”日本”があるか、あるいは終わりの方に漢字表記の国が4個ぐらいあってそこに、日本、がでてきます。
でも、単に日本語にしただけの場合は、日本の位置はそうではありません。
(普通はそのほうが作り手は楽でしょうからそれでいいとおもいますが)

それで、長いプルダウンのリストを、気ぜわしいなかで見ていくと、上下にスクロールをしてみて、「あれ?見つからない」と。

で、いきなり力技の解決策ですが、大体場所は、プルダウンメニューの真ん中よりちょい上、にあります。

nihon_no_ichi.png

それを知っていれば十分、すぐに探せます。


以下は、余談をダラダラと書きます。
なぜ、探しにくいのかを、自己観察してみました。

◎国名をカタカナ表記すると、頭が自動処理的に、アイウエオ順を期待して読んでしまう。
(よほどの日本対応でないかぎり、アルファベット順であるのに)

◎「アルファベット順だから、H,I,J,K,のはずで、、、、Iは、イタリアとかイギリスか。いや、イギリスはBだろ、いやGか?まあ、いいや。Jの国を探そう、じぇいじぇい・・・」と見ていきます。

◎何度も見ると、「イタリア」、、、「ジャマイカ」、、、の文字があって、発見できる。
でも、プルダウンメニューを下からジェイを探して上がってくる時には、「ヨルダン」の上に「日本」があります。
「よ、、、、Yo?、、、いや、そうか、ジョルダンだ。Jだ。」

これらは、メニュがー英語のスペルの場合には起こりにくいマイクロスリップです。
スペルが。Japan、なので、Jamaica、とか、Jordan、が並んでいて、すぐ見つかります。


この探しにくさは「机に座ってしっかり落ち着いて予約している」場面では、20秒ぐらいのもので、気にも留めないのですが、渡航中、なんとか見つけたWi−Fiで、体はくたくたで、ネットも遅くて、次の行動も迫っていて、周りは気ぜわしくて、、、なんていう時には、結構ストレスです。

そういう時に、力技ですが覚えておくと便利なので、メモしておきました。

国名を選ぶとき、「日本」は、冒頭か終わりをさっと見て、そこにもなければ、プルダウンメニューの「ほぼ真ん中から、少し上あたり」を探す。

(こういうのは、3度、自分が、つまずいたら書き留めてみています。)

posted by 石井力重 at 14:27 | 旅先にて

2017年01月30日

アイデアプラントの商品誕生から10周年をそろそろ迎えます。さて、急ピッチで追い込みを。

一月は、外国や国内からの来客が仙台にあったり、3度の大きなアイデアワークがあったり、して、書斎時間がとても少ない月でした。

さて、そろそろ、今年の3月14日が見えてきました。

10年前のこの日、2007年3月14日、アイデアプラントの初の商品「ブレスター」が世に出ました。

その後、たくさんの製品が出て多くの製品はそのまま廃盤にならずにラインナップを厚くしてくれています。

10年の節目。
開発責任者としては、一つ先の領域に踏み出したいと思っていました。

それが「クリエイティブ消耗品」です。

まず、アイデアを紙に書く、という行為について述べたいことがあります。

多くの人々のブレスト中の所作を観察すると、書くことの2つの効果が、見出せます。

◎考えを可視化することで多くのアイデアを思いつける

◎未成熟なアイデアの断片を組み換え構造化したり発展させたりできる

通常その作業には、【ポストイット】【A4白紙】【模造紙】という汎用の消耗品を用います。

そこにクリエイティブ専用のものを作ってみよう、というものです。

「アイデアを書き出す、構造化する、蓄積する」という作業を、効果的に促進するような消耗品です。

「ああ、ここで、こんな形状と構造の紙片があったらいいのにな」というのは良く感じます。

それらを振り返り、形状や使い方をデザインし、ワークショップや大学の授業で実用し、長くブラッシュアップしてきました。

この辺の製品のビジネス面をただいま、急ピッチで、組み立てています。

おもに、開発責任者である私のタスクが必要であり、旅仕事先でもずっと、考えていました。
それを、いま、自分の中で急速に仕上げています。

というわけで、ここら辺から3月終わりまでは、仕事のモードが、ファシリテータ(対外的)から、デザイナー(制作的)に切り替わります。

ブログは、自分の思考を可視化するために書くものが増えるでしょう。
posted by 石井力重 at 15:17 | アイデアプラントの試作の目線

2017年01月29日

パネルディスカッションに登壇してきました(アイデア創発フォーラム2017)

宮城に向かって北上中です。新幹線の車窓からは、冬の畑で盛大にたき火をする牧歌的な車窓が広がります。

昨日は、お台場でアイデア創発フォーラムでした。

基調講演

冒頭の山口高広さんの基調講演は凄かった(素晴らしかった)です。

山口さんを形容するに、この本を


書かれた方です、という紹介では、彼の中身に対して、印象を小さくしてしまいます。

少年期にムエタイ、プロボクサー、そして引退し、多家族シェアハウス事業の立ち上げ、イグジット(事業売却)、そしてもう一つ立ち上げてやはり成功裏に事業売却されています。そして、現在のような創る若者を作るというインキュベーションパートナ事業、をされている方です。

成功している実践があり、考え方を言葉に落とし、ほかの人にもやってみようと思えるような面白くやれそうな思考方法を話していただきました。エモーショナルにささり、理性で階段を上るような、長い講演時間が短く感じるトークでした。

参加者の皆さん、企業のイノベーション担当者だったり、クリエイティブな仕事をしている方々で皆さん、一家言ある方々ですが、そういう皆さんが、いやーいい話を聞けた、と、掛け値なしに喜んでいました。


パネルディスカッション

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次は、山口さん、PHPの吉村氏(The21 編集長)、iCONの理事(矢吹さん、三澤さん、私)、進行は、同じくiCON理事の宮島さん、という構成でした。

イノベーションの壁って?乗り越え方って?というトピックを皆で話し合いました。

山口さんの言葉がやはり中心となって展開しました。面白い内容が沢山きけました。仕事を引き受ける際の1か月の使い方など。
その中身については、フォーラムの公式のレポートが後日上がる可能性が高いとおもいますので割愛します。

吉村編集長のコメントもまた興味深いものでした。
山口さんのお話しから展開し、インタビューのコツについて教えてくださったり。

※The21、ほとんどPRされませんでした。今月号は、40代の英語の学び方についてのヒントが満載で、興味深いです。



さて、本論からずれたパネルディスカッションに登壇すること、について少し語ります。

私石井は、パネルディスカッションにサブの立場で参加するのが好きです。

メインの時には要素を提示していく役回りになりますが、サブの位置づけの時には「聞けます」。

会場の質問者と同じ気持ちでメインパネラーの言葉を聞き、もっと掘り下げて聞きたい(とみんなも思っているだろうことを自分の中でもシミュレーションしつつ)、パネラー同士の対話スタイルでそれをたずねます。
「面白がり」って、クリエイティブな営みにはとても大事。

かつ、バランス(出過ぎない)も、大事で、面白がりつつも、相手の話したい流れも邪魔しないように、と話しの構造を見ています。


他、いろんなことがありました。(電源のない新幹線の中で、PCのバッテリーがきれそうなので、一旦アップします。)

・・・

(夜、自宅に手続きを書き始めました。)

そのあとは、iCONの会員による、各種のクリエイティブメソッドの開発プロジェクトの紹介があり御昼へ。

パラレル・ワークショップ

昼明けからは、各種メソッドをワークショップで体験できる、というものでした。

5つのパラレル・ワークショップで、(2ラウンドあり)、各人は選んで2つまで参加できます。


私は三澤さんたちのメソッド(偶発性を主としたもの)で、回していくお絵かき、と、タロットを用いた発想スキーム、を体験しました。

二ラウンド目は、アイデアタンブラーという発想トリガーの記されたタンブラーを片手にコーヒー飲みつつブレストする、というワークを体験しました。


円座フィードバック

最後は、円座フィードバックでした。全員が二重、三重の円になって座り、コメントしたい人は中心6席のところへ出てきて、発言ターンをまって、話の流れが変わったら戻っていくというものです。


ブログタイトル的には、パネル登壇しました、という体裁で書きましたが、それも含め、こんな感じのフォーラムの一日でした。


追記(2月2日)

iCONの公式レポートがアップされました。

参加していない人にもどんな内容だったか感じてもらえる良いレポートです。

posted by 石井力重 at 10:34 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年01月26日

【スライド】2社+1団体 合同アイデアソン(1/27、大阪)

2017年1月27日、大阪は堺筋本町にあるTheDECKにて、3つの組織(2社と1団体)の合同でのアイデアソン、という珍しいスタイルのアイデアソンを行います。

そのスライドを掲載します。


このスライドから一枚、抜粋します。

2017-01-26 (1).png

今回は、ケイ・オプティコム×村田製作所×GIT という座組みです。

ケイ・オプティコムさんは、いまCMでマイネオ(mineo)という新しいSIMを見ると思いますがその会社です。関西電力グループの情報通信企業です。

村田製作所さんは、言わずと知れた世界的メーカです。関西のイノベーション界隈で、同社のイノベーションリーダーUさんを知らぬものはいないぐらいHUBな人です。

GITさんは、正式名は、Girls in Tech です。カリフォルニアに本部があり世界中にChapter(支部)があります。テクノロジー業界で働くイノベーティブな女性の成長と成功するスタートアップを作ることを加速することを目的に、教育やいろんな活動をされています。


現時点で日本で行われている大半のアイデアソンは大きく2タイプに分かれます。

一つは、オープンな場で全参加者が一般公募であつめられているスタイル。スポンサードした企業から沢山参加者がくるスタイルも。多様な文化が混じることが良い効果をもたらします。

もう一つは、クローズな場です。企業内アイデアソンの形式で、中で生まれたアイデアはそのまま開発ネタとして使える利点があります。

それに当てはまらないスタイルも、近年わずかずつ増えてきました。(そして、経営調査データなどが世に多くありそれを鑑みるに、これらの流れは時代的にこの先数年増えていくだろうと思われます。)

どういうものかといえば、今回のように「2〜3社合同でのアイデアソン」です。
これは当該企業のイノベーション担当者にとっては、社内に対する調整にはかなりの手間が必要になるだろうことは、容易に想像がつくでしょう。

実際そうだと思いますが、そのスタイルで行うことは、大きな利得があります。

一般公募形式では、競合他社が要る可能性は大抵あり、思った考えを言いにくくする要素があります。
自社内の複数部門では、刺激は多くありますが、自社のカラーの範疇は越えにくく、企業文化の同調圧力は薄くは生じます。

それに対して、良く調整された2社の場合、うまくいけばそれは、新しい共同の芽になることもありますし、そこまで行かなくとも、普段は会うことのできない相補的なビジネスの中の人同士が、一緒にアイデアを生成する過程は、思考のストレッチとしても、知見の拡大の意味でも、とてもリッチなものがあります。

そんな「合同アイデアソン」を明日は行います。

通常は、私にとっては「クライアント案件は、制約を受けなくても守秘を前提に行動する」という指針にそって、その情報は露出させていないのですが、今回は、座組みがとてもオープン(担当者さんたちも、とてもオープンマインド)なので、相談して、スライドを公開させてもらうことにしました。

明日のワークショップもまた、どんな面白いアイデアが聞けるのか、とても楽しみです。

いつもそうですが、明日も心を込めて全力で進行します。
皆さん、よろしくお願いします。

2017年01月25日

未来洞察2017(第4次産業革命、及び、他)

2017年現在から、未来をじっと目を凝らしてみると、大きな流れを作り出すものだろうものが、いくつか浮かびます。

これまで個別にいろんなスケールで喋ったことを、まとめて整えてみました。


スライドを一枚抜粋して、画像としても載せておきます。
各種の労働の変化.png




資料は、はじめは、産業革命の過去のステップと、今いる「第四次」の革命は、何が革命の要となるのかについて、からはじめ、3タイプの労働形態の行く末をうっすらと推察していきます。

後半は、それらの他に、いろんな領域から、目安として立てられる未来の姿をいくつか、断片的に綴っています。

アイデアプラントは創造的アイデアを創出することを、事業として支援したり、その補助ツールを開発したり、ということをしていますが、創造産業が、今後どうなるのか、はとても強く興味をもっていつも考えたり議論したりしています。基本的には、伸長する数十年を過ごすでしょう。

多くの人が創造を仕事にしている未来、その時点で、なおもまだ、人々は何か創造活動への支援を必要としているか、といえば、多分、答えはYESだと私は考えています。

ただ、それがどんなのモノであるのかは、ここにあげたような未来が来た時に、人々がじゃあどんなニーズを持っているのか、という、推察の土台に立ったうえでさらに想像していくことが求められます。

そういう私の見ている世界の未来の様子を、ちょっと自分用にまとめておいたのが、このスライドです。そのため、他者に対する説明性は、他の資料に比べて相当に低いものです。ですが、薄暗い未来という揺れている存在を推し量る手がかりの一つになれば幸い、と思い、公開資料にしました。

今年も来年も、日本各地や世界の街をゆきます。こういう話もいろんな領域の人たちともっとできれば幸いです。


執筆余話:

早いもので、新年あけたばかりと思っていたら、もう1月も過ぎ去ろうとしています。年明けから作っては直していたこの資料、いつまでたっても公開版にならないので他のブログ記事が出せずにすっかり、時間だけがたっていきました。なので、このあたりで、エイッと上げてしまいました。

今日、三度目の旅仕事がはじまりました。早めに仙台空港のラウンジについて、このスライド資料を仕上げ、今夜は、大阪の宿でブログ(この記事)を書いています。

大きな未来の潮流は、ここに記したことがベースだろうと思っていますが、世界情勢が最近は急速に変わってきた感があります。それはもしかしたら、江戸時代の長らく天下泰平だった時代が、激動の明治へ変化し高度に発展していったことと似て、安定均衡が崩れて、不安定になる一方で高度な変化を生み出す時代になったのかもしれません。

上り坂でも下り坂でも、変化はチャンスを生む。
予兆に聡くあることも、イノベーターたちには大事で、それは今後ますます重要になるのかもしれません。

posted by 石井力重 at 23:55 | アイデアプラント 4th(2015-2017)



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Finland(5)
新しい知識を学ぶ(1)
ブレストカフェ(2)
気づきは仮説に過ぎず。だが表現すべし。(1)
アイデアプラント・ノート(1)
加藤昌治さんと石井力重の「往復書簡」(4)
ファシリテータの小ネタ(1)