2018年05月10日

アイデア創出とイノベーション

イノベーションの活動が仮に100日としたらアイデア創出にかける時間は、3日ぐらいです。

そこを特別なことをしなくてもやり過ごせます。
分析的に考えて、アイデアを作ることもできます。
市場調査から、描いていくこともできます。
チームの多様性をいかし、ブレストすることもできます。

ただ、スタート時点のアイデアが細いと、研磨していくうちに何もなくなってしまって、振り出しに戻ることも。

クリエイティブ・アイデアをいかに初期段階で捕まえておくか、が、残り97日の努力の実り大きく変えます。

手前味噌になるので、石井のやり方が万人に良いとはいえませんが、私がブログに掲載してきた各社・各業界にむけて作ったアイデアワークショップのスライドや、技法紹介の資料、ぜひご覧になって使える部分があれば活用していただけたら幸甚です。

(2012年に、日経ビジネスONLINEで、連載していたアイデア創出の記事もあります。こちら。)

各地を行脚すると「近くに来るならうちにも寄ってください」とお誘いをいただいて、ディスカッションすることがよくあります。その場でいくつか、メソッドを紹介しただけでもヒントを得てもっと進み始めたりします。何年後かにあったら、その時の手法をかなり使いこなして、多くのチームの基礎スキルとして使っていますーーと教えてもらったりします。

イノベーション本部の方たちは、アイデア創出ばっかりやってるわけにもいかないでしょうけれど、そこがネックになっているようでした、ぜひお気軽にご連絡ください。

この後も、関東滞在、関西滞在が何カ月先まで、何度もあります。

まだ見ぬ創造的努力をするリーダーたちに日々会うのも、仕事と研究上、大事なことです。

このブログを読んでくださっている稀有な方々とご縁があればお会いできるのを楽しみにしています。

posted by 石井力重 at 23:14 | アイデアプラント 5th(2018-2020)

2018年05月06日

大学の授業で、意見出しの技術を教えました。(neko note:ねこのーと)

3つの大学での非常勤講師のうち、最初の授業は「東北工業大学」でした。

一年生向けのアイデア基礎、という授業です。
学会の全ゼミの学生が一堂に会する授業で90名弱の学生さんで構成されています。

アイデア創出の授業では、そして、クリエイティブの学生さんたちのこれからの学習では、頻繁に「意見を出し合って、何かを創造していく」ことがあります。

今の学校教育は、かなりコミュニケーションスキルにも力を入れていますが、
それでも、大規模授業では、その辺がやりにくいものです。

そこを初回から払しょくします。

個人で考えを書きを出し、グループでそれを出し合って、つなげて、構造化していく。
それをやりやすい道具を用います。
『neko note(ねこのーと)』

その雰囲気を動画と写真で紹介します。
(事前に了解を得て掲載。)

(注意:動画は音が出ます。)


以下、写真でその様子を、紹介します。

nekonote_Univ_2018_04_002_R.JPG

各人の出したものをつなげて、派生意見を言っています。

nekonote_Univ_2018_04_003_R.JPG

広がったものをみて、振り返り中。

nekonote_Univ_2018_04_001_R.JPG

全体を見て、広がりの中から何かを気づいたり。

nekonote_Univ_2018_04_005_R.JPG

全員が、自分の頭の中にある考えを出すだけ出したところ。

nekonote_Univ_2018_04_004_R.JPG

ムードメーカーな陽気な学生さんも。

nekonote_Univ_2018_04_006_R.JPG

手持ちの要素をどこかにつなげていくので、皆がしゃべります。

nekonote_Univ_2018_04_019_R.JPG
一本が三本に分岐していくので、だいたいこんな感じになります。

nekonote_Univ_2018_04_009_R.JPG

要素を並べて、構造を何度も直していくと、循環モデルみたいな
ループが見えてくることも。

nekonote_Univ_2018_04_015_R.JPG

2,3の大きな群になることも。

nekonote_Univ_2018_04_017_R.JPG

役目を終えたnekonote。

nekonote_Univ_2018_04_023_R.JPG

各人が出した要素を、束ねてこうして持ち帰る人もいます。

他にも、発想法をやりましたが、
まずは、ねこのーとを、授業で用いた風景を紹介しました。

こうした道具が「意見出しをさせてもいまいちうまくいかない、、、」と悩む先生やチームリーダーの役に立てば幸甚です。



ツールの情報



 


2018年05月05日

人間が未来にする仕事。アイデアプラントの姿勢。(連休の雑記)

アイデア創出。
これが、今後ますます人間には重要になりそうです。


まず最初に、未来の産業・仕事について、少し綴ります。


<<人が未来にする仕事>>


時代が進むと、繰り返せる行為は、AIやコンピューターが学習し、人間の手を離れるようになります。
昨日やったことのうち、単純なものから機械に譲渡し、人間は再現性のない複雑なことへと進むでしょう。

そうすると、人は3つの仕事領域が発展するでしょう。

〇インフラ・デザイナー
(AIロボットに人間の複雑怪奇な感情や快適さをインストールする仕事。ヒューマンエラーも教え続ける。)
〇人間が人間の接遇をする仕事
(サービス業の先の姿=感情労働)
〇不定形な創造的な営み
(ホワイトカラーの先の姿=創造労働




逆に、現在の仕事のうち、人間がしなくなるものは以下のものでしょう。

〇ロボットを製造する仕事
(ロボット自体が次のロボットを作るので)(生産部門)
〇数字を分析する仕事、書類を作る仕事(事務職)
〇家事(掃除洗濯調理。ただし調理は部分的)


補足:

ロボットを作る仕事というのは、この先の何十年かの大きな産業です。
ただその産業は、労働市場として最短の寿命となるかもしれません。
作り出したロボットが労働を代替えします。
企業や経営者は残るとしても、労働市場としては小さくなるでしょう。

一方、ハードウエアの組み立ては、人間の手を離れて行くものの、
ロボットが自分で製造し進化していく中で、新しい便利な性能を持っていくたびに、
人間がその伴走者として「人間の感じ方」を教えていく職業が増えるでしょう。
人間の愚かさを教える、というとどこか中二病的ですが、
ヒューマンエラーは必ず起こりますので、
そういう人間側の認知や心理を提供し続ける職業が増えるでしょう。


話を冒頭に戻します。

長期的に未来を見て言えば、
今後、アイデア創出は、今よりも多くの社会人が行う仕事になります。

デザインをする作業を「デザイン・ワーク」というように、
アイデア創出の作業を「アイデア・ワーク」というような言葉が一般的になっているでしょう。

「今週の前半の仕事、アイデア・ワークが2件と、あとAIとのディスカッションが3件。」という感じに。

楽しくも苦しくもある試行錯誤(すなわち、創造活動)が
仕事の中心になるときに、
「どうして、創造という行為は、もっと生産的になれないのだ」と
多くの人が感じることになるでしょう。

創造的な営みの中にも、定型的に落とし込めるものはあります。
そこはある程度、機械がサポートして効率的になるはずです。

一方で、不定形な創造の営み、があり、それは、
人間の脳というブラックボックスに頼むしかないでしょう。

それでもなお、人の頭がもつ「創造」は、
未踏の闇が深い領域だと感じます。

それがいつの日か、全部解明されるのかどうかは、
私はなんとも言えません。

創造というのは、脳の統合的な営みであり
多様な機能の複雑な発現のようなので。

アイデアの仕事の観点から、すこし未来の時代を考えてみました。




話が、ここから、大きく変わります。



<<アイデアプラントの姿勢>>

私は、事業として、アイデア創出の支援をし、
アイデアソンのファシリテータも、
アイデア創出ツールのデザインもします。

研究者としても、創造力のことを長年考え、
隣接領域からも学び、少しずつ知見をもらっています。

そういう領域に対して、
「アイデア創出ツールを作る」
「アイデア創出のプロセスをデザインして、実施する」
というのは、迷いの日々です。

これが絶対に正解。
と、言い切れることが、ほとんどない。
そういう、ふわっとしたものの上に、建物を建てるような感じです。

創造のための道具を創造する、というのは
出来上がるものの単純さの水面下に、膨大な試作と失敗があります。

それでも、作ります。

イノベーションの現場で、あるいは、組織的な変革に取り組む現場で、
クリエイティブ・リーダーたちは、チームを率いて日々奮闘しています。

そういう彼らにしてみれば、
ほんの少しでも、創造的な活動の助けになるものがあれば、
ぎりぎりのところで、うまくいくこともあるでしょう。

アイデアプラントの「発想ツールを作る仕事」は、
そういう世界中のクリエイティブ・リーダーたち向けて、
可能性を増やすものを作り届けることだ、と思っています。

縁あって石井の作ったものを使ってくれる人たちに
一つでも多くの可能性が増えるように、
日々愚直に作っています。

『チームが育てば、単純な創造ツールというのは、窮屈になる。
 それを脱ぎ捨てて先に進む。

 それでいい。

 そういう、「いずれ打ち捨てられる道着を道の初めに置いておく」ことが大事。』

という姿勢で、製品を作っています。

発想の道具が、窮屈に感じるほどに先に進んだならば、
やりやすい独自のやり方に発展させて
創造と発展の軌道を駆け上がってもらえたら幸いです。

・・・。

この連休は、ひたすら書斎にこもり、新しい「アイデア創出ツール(仮称:if60)」の試作と、テスト利用。そして、大規模アンケート調査の分析を行っていました。
この開発と分析の結果は、今年の日本創造学会で研究発表もするべく、机に向かっていました。

アイデア創出ツールを、何らかの形で、世に出していきたいと思います。

この記事の前半に記したような未来の時代においては、きっと人々はもう、この手のツールを必要としていないかもしれません。
でも、そこに至るまでの数十年には、やはり、なにか必要であり、これもその一つになれれば、と切に願っています。


(今日は、昔のブログ調に、一人語りを書きました。)

続きを読む
posted by 石井力重 at 12:56 | アイデアプラント 5th(2018-2020)

2018年04月24日

【ご案内】関西のイノベータと共に学ぶ機会があります【夏に登壇します】

近畿地方の方にご案内があります。2件。一つは大阪。もう一つは京都。

Osaka_Kyoto_ishiirikie2018.png

石井が講師として参画するプロジェクトです。
どちらも、教育プログラム内容が良く、創造的努力をする人には自信を持ってお勧めできます。

詳しく書きます。



OIH(大阪イノベーションハブ。グランフロントの中)の講座

名称:OIH大企業イントルプレナーミートアップ 2018

<<ざっくり言うと>>

経済産業省が「始動」というプログラムを展開しています。
その一期のメンバーは新事業立ち上げのサポートを自主的に行い、
皆でさらにイノベーションをなしていく活動をされています。
それが、これです。
サポートは、講義とメンターによる指導です。
学びも企画のたたき上げもできる、というかなり本格的なものです。

メンターも受講者も、大企業の若手中堅のクリエイティブなリーダたちです。

メンター筆頭に名前のある坪井さんは、ミスター始動、と呼ばれ、
八面六臂の大活躍のビジネスパーソンです。
彼の新製品プロジェクトの製品は世界的なデザイン賞を受賞したり、
異業種分野の国プロの研究員に企業人として選ばれたり。

この講座は、かなり本気の学びをする人、与える人で構成されていて
しかも無料。企業内の挑戦者だけれど学べる機会がない、という人は
ぜひトライしてみてください。
優しくないですよ、きっと、始動は。
でもそれは、ためになる。

このプロジェクトは、審査があるようですので、
希望者全員が聴講できるわけじゃないようですが、
石井の担当回(7月7日)だけは、
一般の聴講者も可能なオープン講座にしてもらえるかもしれません。

もちろん、お薦めは、正規受講者になって、メンターについて学ぶことです。

石井の講義では、様々なアイデア発想法をやります。
イノベータとして新しい着想をえることを、いろんな角度から助けるメソッドを。

本気で、イノベーションに向かっていく人たち共に過ごす一年間は、
きっと代えがたいものを得る一年になるでしょう。



ASTEM(アステム:京都高度技術研究所)の講座

名称:KBDS(京都ビジネスデザインスクール)2018

<<ざっくりいうと>>

公的機関のビジネススクール、というと、各地にありますが、たぶん、京都のこれはもっとも中身がリッチです。まず、行政の助成金無しで受講料だけで運営されています。企画されているプログラムは年々改良され、常に新しいので、ほしいものを抑えつつも新しく台頭してくるビジネスフレームワークも学べます。

ここもまた、一人のリーダが作り出してきた場です。ASTEMの更田さん。肩書は何になるのかはわかりませんが、機能的には、プロデューサです。彼が講座を描き、講師を口説き落とし、各領域の一流の人を講師としてアサインしています。

日本でBtoCのマーケティングで小阪裕司(こさかゆうじ)先生はあまりに有名ですが、小阪先生も講師の一人です。実験経営学の大江建(おおえたける)先生のビジネス評価。スタンフォードの研究機関(旧SRI、現SBI)の未来洞察手法の高内章(たかうちあきら)先生、デザインは革新的な家電を大手メーカで創造されてきた先生、ビジネスモデルキャンバスやバリュープロポジションマップの先生、最近急速に台頭してきた概念である「エフェクチュエーション(起業家的意思決定)」の先生といった、豪華な布陣です。私石井は、(新事業の)アイデア創出の技法の講義を担当します。

共に学ぶ参加者は、関西の有力企業の社員さんです。企業会員はかなり高額ですので、そこに受講者を送り込む企業さんとしては、社内のエースを投入してきます。チーム単位でディスカッションを繰り返しながら進めていく一年間の受講は、刺激も学びも多く得られます。

個人会員もあり、個人で参加されている方もいます。
公的機関のスクールなれど、かなりの高額。それをクリアしてくる個人の方というのは、あるいみ”相当な人”です。

出会う人たちが、財産である。
これは、世界的なビジネススクールに留学する人が良く言う言葉ですが、この京都に通う一年間もまた、そういうものになるでしょう。

石井担当回は、8月18日。京都の五山(山で大文字焼きをする風習)のすぐ後です。
オープンイベントではないのですが、もし自社のどこかの部門が企業会員になっていれば、参加できるかもしれません。

企業会員さんもしくは、個人会員としてぜひ、参加してみてください。




<<補足>>

アイデアプラントは、「アイデアプラントのお手伝い係」という名の無料オブザーバ制度をもうけています。

簡単に言うと、一般参加が不可能なイベントに、石井の身内として会場に入ってもらい、ちょこっと紙を配ったりカメラマンをしてもらったりして、後は自由に見学してもらえる、という形式です。人数が足りない時は数合わせに入っていただくこともありますので、見るだけでなく受講者とともにワークをすることも時々あります。

学習したいけれど定員がいっぱいだった、という時などは、あきらめる前にご一報ください。
一人でも多くの方に、知見を提供できれば幸いです。

(なお、聴講中に喋り続ける迷惑行為を行った方がいて、その方には三度の注意の後、退席を言い渡したことが、過去に一度だけあります。正規の受講者さんが学ぶことが優先である、ということに賛同いただいたうえで、お越しください。)


posted by 石井力重 at 17:50 | アイデアプラント 5th(2018-2020)

2018年04月20日

【GetNaviwave】”これぞブレスト! 名案も迷案も臆さず発案できるアイデア持ち寄りツール”

レビュー&ニュースのwebメディア「GetNaviwave」(学研プラス)の「毎日、文房具。」さんが、【ブレイン・ライティング・シート2】を紹介してくださいました。

これぞブレスト! 名案も迷案も臆さず発案できるアイデア持ち寄りツール


BWS_GNW.png



記事内の見出しタイトルが、端的で本質的な効能を表現されています。

【ポイント1】制限時間があるから絞り出せる

【ポイント2】突拍子もないアイデアもためらわずに出せる

【ポイント3】全員から同じ数のアイデアをピックアップできる

記事では、それぞれに簡潔な説明と、実際のシーンの写真があります。

ブレインライティング技法の本質を突いた内容です。

良い記事を書いてくださってありがとうございます。


((ここから、記事の話を離れまして、創造工学の知見からシェアしたいことを書きます。))


アイデア発想技法としてみたブレイン・ライティングは、

◎5分で回すので、締め切り効果(締め切りの直前で想像性の発露がなされやすい)を何度も使えます。
◎アイデアを書き物で場に提示し、それを次の人ひとりが見るだけなので、未成熟な案も出しやすくなります。
◎全員からアイデアをたくさん(18個ずつ)引き出せます。(誰かの独演会状態を回避することにもつながります。)

そして、

◎アイデアというのは100個を超えて出すと、魅力度の高いものがだいたい4%ぐらい出てくる、という構造が使えます。
(石井が大学院博士課程で研究していた際にみえた傾向です。正確言えば、1~9%ぐらいの揺れはあります。)
ブレインライティングは、6人で30分やると108個のアイデアが出ます。
その中には、いいものが5~6個は含まれるようになります。

◎リーダも、必ず100個のアイデアが手に入ることが保証されているのは心強いです。
(なお、平均して、45%が魅力度の全くないアイデアが出ます。それでいいのです。泥吐きも大事な創造的努力ですから。)


((話をGetNaviwaveに戻します。))


筆者の「毎日、文房具。」さんについて、すこし綴ります。

この筆者さんの筆の力には、文具好き界隈で定評があります。ブレイン・ライティング・シートに限らず、レビューする文具の本質までかなりの深度で見抜いて書かれていると思います。

中でも、石井のお薦めは「ふせんのごみ箱」と「HINGE(ヒンジ)」です。

文具好きなら「へー、いいなこれ(ぽちっ)」と行ってしまいそうないい文具(を教えてくれる)記事です。

ぜひ、サイトで「毎日、文房具。」さんの執筆記事をご覧になってみてください。 → 一覧 

posted by 石井力重 at 15:09 | プレスリリース&メディア掲載

2018年04月17日

アニメとマンガの学生さん向けのワークショップ授業をしました(京都精華大 2018)

4月10日。京都の北にある芸術系の大学、京都精華大学にて、アイデアの講義をしました。

その様子が、アニメション学科の公式ブログに紹介されています。




kyoto_seika_Univ_idea_2018.png

kyoto_seika_Univ_idea_2018_.png



内容を引用させてもらいます。

石井力重 様はIDEA PLANT(アイデアプラント)の代表であり、「アイデア発想を支援するツール」の作家として多様なアイデア発想ツールを開発されています。

また、全国各地の企業、大学、公的機関等で、多様なアイデアワークショップを実施されています。海外でも実施されており、大変幅広く活躍されています。

【IDEA PLANT】 http://ideaplant.jp/

【石井力重 様 プロフィール】http://ishiirikie.blogspot.jp/


前を向いて話を聞く時間とグループワークの時間との切り替えが素晴らしく、学生たちも集中しながら講義を受けていました。
また、グループワーク中には必ず音楽がかかっており、話しやすい環境のつくりかたも勉強になったのではないかと思います。
制作だけに限らず日常生活にも取り入れたい発想力をぐんぐん伸ばしていきましょう!

石井様、今回ゲスト講師としてご来校いただき、誠にありがとうございました!

助手 R


(引用ここまで)

この講義の資料は、ブログの少し前のところに、あります。こちら



<<長い余談。創造をめぐる談義の夜>>

京都精華大学での授業、11年目になりました。(多分。あるいはもう少し長いかもしれません。)

漫画の学生さん向けを長く続きました。
昨年から、アニメの学生さんに向けた授業も展開。
今年は、アニメとマンガの授業を合同授業という形式でやりました。
実習を伴う授業としては、これはかなり珍しい形式だそうです。

そしてこの授業には、
一回目から恒例の夜、があります。

ゲスト講師の私を招待してくださるプロパーの先生方(現役の漫画家、プロのアニメーター、アニメ監督、芸術家)との、創造をめぐる談義の宴席です。

anime_manga_creator_night.jpg
(四条烏丸の居酒屋にて。フラッシュがまぶしいの図)

ここにいる人たちが手がけた作品。

らんま1/2、アシベ、ケロロ軍曹、Zガンダム、ボトムズ、この世界の片隅に、神童、マエストロ、など。(記憶しているものだけですが)

ーーー

今年の聞いた話では、「若くして売れた場合、引き出しが作れない」問題が、興味深く。

では、引き出しはどうやって増やすのか。

酔っ払いつつ、話はあちこち行くのでどういう結論でもないわけですが、狭い体験だけをしていてはダメだ、というのは、やはり確かなようで。

あと興味深く聞いたのが、アシスタントを長くやると自分の絵が消える現象。

先生の線を描く。それに熟達して行くと、自分の作風に混ざるんだろうとおもいますが、混ざる色が強ければ、その色になるんかなと。

創造する人々とのこの宴席も今年で11年目。11回目。それが次の年の”漫画のアイデア”の授業づくりのヒントになります。

漫画、アニメを生み出していく人たちに、創造工学的なエッセンスを、いろんな形で提供できるように、来年も、全力で取り組みます。

posted by 石井力重 at 00:01 | アイデアプラント 5th(2018-2020)

2018年04月16日

【ワークショップ】地域課題解決する事業アイデアを創出する【スライド】

地域課題解決する事業アイデアを創出するアイデアワークショップを実施しました。4時間。大阪某社にて。

スライドを公開します。


<<主な構成>>

はじめは、創造性ベーシックで、ブレストの本質と、アイデアをPivotする話をしています。

後半は、ワークショップ形式で、良質なインプットを入れ、それをネタにブレストし、アイデアをビジネスモデルに発展させる、という流れになっています。


<<ワークショップの設計の狙い>>

「課題を共有しアイデアを発想させる。アイデアをビジネスモデルに昇華させる。そういうことをワークショップでやりたいなぁ」ということに最適なように設計してあります。




 
さて、いつもは、感想を掲載することはないのですが、たまには、感想を紹介してみます。(講師の自己満足のブログ、みたいになるのを避けたいので、できるだけ、感想を載せないでいます、通常は。)


<<参加者の声>>

このワークショップの参加者の皆さんから、声(感想)をいただきました。
了解をいただき、ここに掲載します。(個人情報や企業情報は、処理してあります)



::石井の補足コメント::

この企業のメンバーは、能力が高い方が多く、創造という不定形な営みに対しても、初見ですぐに理解し実践されました。
客観的に見て、かなり対応力が高い集団だと思います。

感想が非常に好評ばかりです。それは彼らが優秀人材集団である、ということも関係しているでしょう。
(もともと無記名の感想でしたが、それでもなお、リップサービスもあるでしょう。)

そういうことを差っ引いて、彼らが純粋に感じ取った部分を、ご覧ください。

 

<<最後に、余話>> 

Whiteboard_ CoffeBreak.jpg
(休憩をビジュアルで。ホワイトボード板書)

全国を、アイデアワークショップをして、回って思います。

日本中、いろんな場所で、明るい未来の可能性を可能性を紡ぎだそうとしている人たちがいる。旅して、そういう人たちとブレスをしてゆく日々です。

「アイデア一杯の人は悩まない」

これは、昔読んだ何かの本に出てきたフレーズです。研究の文献となる書籍だったか、雑誌だったかも思い出せませんが、実際にその通りだと思います。

心配したり悩んだりする精神力で、新しいことを初めて、なしてしまえばいいのだ。

今回も、いい人たちと一緒にアイデアワーク(アイデア創出する活動)ができました。

大阪のこの某社は、全国企業です。知名度は社名自体は知らない人が多いと思いますが、彼らが事業の手法を通じて生み出したものは実に多くの人の生活を便利にしています。

創造的信念をもって、私も、全力で進もう。
もっともっと、やろう。

そう、思いました。

2018年04月04日

3つの大学の非常勤講師を拝命しました。

新年度になり、各大学さんからの書類が出そろいましたので、非常勤講師の拝命について報告します。

今年は3つの非常勤.jpg
(書類に配慮して、画像を一部を修正しています。)

今年は、新たに国立大学「奈良女子大学」の非常勤講師も、拝命しました。
全部で3つになりました。
以下の通りです。

  • 「奈良女子大学」(授業名:創造学)
  • 「東北工業大学」(授業名:アイデア基礎および同演習T)(〃U)
  • 「早稲田大学」(授業名:デザイン論)

(着任の新しい順に記しています。)


奈良女子大学は、日本に2つしかない、国立の女子大の一つです。

かつて、NEDOフェロー時代の同僚や、奈良にある世界的企業さんの社員さんに、同大学の卒業生がいて、優秀な方たちでした。私ができることはわずかですが、未来の人材がより自身の創造的資質を活用して発展していかれるように、私の持っている知見を全力でお伝えしようと思います。
授業は冬。2月です。(集中講義)


東北工業大学は、仙台です。私の自宅の近所にあります。

クリエイティブ系の学科の、一年生向けに、入学して間もない5月から年末まで間欠的に授業をします。


早稲田大学は、所沢キャンパスです。

早稲田にある本キャンパスとはちがって、自然豊かな所沢の森に隣接したのびのびしたキャンパスで、人間科学部の学生さん向けに講義をします。授業は夏。8月です。(集中講義)


どの授業も、全力でお話しします。

大企業やベンチャーで行っている創造研修・アイデア創出ワークショップと同等のものを、学生さん向けに設計しなおした授業です。ワークショップ中心の授業です。「知識として分かった」ではなく「自身の創造的資質を使い切る原体験を作る」を目指します。生徒さんたちには、かなりハードな授業となるでしょう。

甘くするのは簡単です。でも、そうはしません。

あの大学を出た人材なら欲しい。
そう、言われる学びを提供することを、毎コマ、心に誓って登壇しています。

将来社会に出たときに、創造的仕事をするうえで役立つものを、今年も全力で提供します。
(学生さんにとっては、きついでしょうけれど、ぜひ最後までついてきてください。)


posted by 石井力重 at 13:33 | アイデアプラント 5th(2018-2020)



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